子育て世代が「認知症」に向き合うために必要なこととは?

子育て世代が「認知症」に向き合うために必要なこととは?

座談会に参加した5人のママたちは、共通して「親世代の認知症に不安はあるが、まわりと話す機会がない」「認知症についての正しい知識を得るきっかけがない」という状況にありました。
今回の座談会を通じて、ママたちの認知症に対する意識は変化したのでしょうか?

認知症について「不安」「何もできない」と誤ったイメージで終わらせず、実態を知ることが大切

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ーー100年人生レシピの記事を読んだり、本日の座談会に参加したりしたことで、認知症に対するイメージは変わりましたか?
Sさん:今までは、ドラマで観るようなネガティブなイメージしかありませんでした。例えば、身近な人の顔や名前を忘れていってしまったり、当たり前にできていたことがどんどんできなくなっていったり…というような、「認知症は怖い」というイメージを抱いていたのですけれども、藤田さんの記事にあった「認知症の人=何もできない人、というのは誤った理解です。本人自身の工夫や、周囲の理解と協力を得ることで、自分らしい日常生活を送ることや、働き続けることが可能な人も多くいます。」という文章を読んで、自分の理解と実際はぜんぜん違うのだな、と知ることができました。
日常生活すらままならない、という状態になるのだとばかり思っていたので、ましてや働き続けられるなんて、と驚いたんです。無知はいけないな、知識を取り入れていくことが大切だと、記事を読んで改めて感じました。
Eさん:自分が認知症になってしまったらどうしよう、親がなってしまったらどうしよう…、と不安に思っていましたが、「前向きに生きる」という選択肢があることを初めて知りました。
また、認知症になると社会性も失われてしまう、外出すらできない、させられない…というようなイメージもあったのですが、それは認知症になった本人の人権を奪うことでもあるのだな、という気づきもありました。参加前よりも認知症との向き合い方を身近に感じ、認識を改めることができました。
Kさん:認知症はなってしまったらおしまい、というイメージでしたが、100年人生レシピの記事を読んで、早期発見と予防が鍵になることを知りました。普段の生活にうまく取り入れながら、早期発見・予防ができたら一番いいな、と、認知症に対するイメージが変わりました。
ーーありがとうございます。みなさんの感想から、認知症に対して抱いていた漠然とした不安や恐怖が、正しい知識を得ることで軽減されているのかなと感じて嬉しく思います。

認知症に備えて、子育て世代が今からできることは?

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ーー今後の生活に取り入れたいことや、100年人生レシピの記事を読んで実際に始めたことは何かありますか?
Kさん:認知症の予防に有効な食事や栄養について書かれている箇所が、とても参考になりました。また、DHA・EPAサプリを実際に摂り始めました。次回の帰省の際には、両親と認知症の話をしてみようと思っています。
Sさん:「認知症は食事で予防できる?」を参考に、青魚と緑黄色野菜を積極的に食事に取り入れようと試みています。食事は毎日摂るものなので、それをちょっと意識するだけで認知症予防に繋がるならとてもいいと思います。
Fさん:私も、「認知症は食事で予防できる?」という記事の食事についての部分が役に立ちそうだと思いました。日々の食事が予防につながるのなら、自覚症状がなくても生活に取り入れやすいなと感じました。
また、青魚と緑黄色野菜は毎日の食事で摂っているものですが、それが認知症の予防にも繋がっているんだと意識をするようになりました。
Mさん:普段の食事の栄養バランスをより意識するようになり、オメガ3のサプリメントを摂取するようになりました。
Eさん:食事に青魚を意識して取り入れるようにしてみました。これまではあまり手にとらなかったので、少し意識が変わったかなと思います。
また、日常生活の中で、やりすぎていた家族のサポートを見直すようになりました。状況を先取りして手助けするのを控えて、本人が頭を使う機会が増えるようにしています。
父が昔パズルが好きだったことを思い出して、プレゼントしてみました。早速取り組んでいるようです。
ーー最後に、認知症について、「こんなことをもっと知りたい」「こんな情報があったら役立ちそう」と思うことがあれば教えてください。
Sさん:赤ちゃんから小学生くらいの、幼いお子さんの子育てをしながら介護をされている方の体験談を読んでみたいです。子世代がフルで介護をしているご家庭、行政や民間のサービスに頼っているご家庭など、さまざまなケースの記事が読めたら、すごく参考になる気がします。
Kさん:今回座談会に参加して、早期発見についての意識が変わりました。これから力を入れていきたいので、例えば私は30代後半なのですが、30代後半だったらこういう検査をしたらいいよ、という情報があると嬉しいです。
ほかにも、検査が受けられる病院の紹介、料金の目安、自治体・国の補助といった具体的な情報があれば、行動するきっかけになると思います。
Eさん:身近に認知症の人がいた場合の、理想的な声かけの文例集のような記事があれば読んでみたいと思いました。無意識にご本人を傷つけてしまうかもしれないので、具体的なコツやポイントを知りたいです。

座談会が認知症との向き合い方を考えるきっかけに

座談会が始まる前は、「認知症に対する不安はあるが、具体的な準備はできていない」「周囲に認知症について話せる人がいない、話す環境がない」という状況だった5人のママたち。
100年人生レシピの掲載記事について意見を交わすことで、「認知症への意識が変わった」「認知症に対してネガティブなイメージばかり抱いていたが、ポジティブな側面を知れた」といった、前向きな変化を感じてくださったようです。
参加したママ全員が未就学児の子育て中、というメンバーで開催した、今回の座談会。
ただでさえ忙しいママたちが、なんらかの「きっかけ」なしに認知症について自ら行動することは、とてもハードルの高いことなのだという現実に気づかされました。
100年人生レシピでは、子育てや仕事などで忙しい世代の方々が、認知症についての必要な情報を効率よく収集できるようなコンテンツ作りを目指しています。
今回のママたちのように、「認知症について気になってはいるけれども、きっかけがない」のなら、100年人生レシピの気になる記事を読んでみることから一歩を踏み出してみませんか?
<座談会の参加者に事前にお読みいただいた記事>
◆認知症予防に関するコラム
・認知症は予防できる?
生22-5423,商品開発G
AnyMaMa(エニママ)さん

AnyMaMa(エニママ)さん

文=笹川かおり(under→stand Inc.)

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