冬の服装が肩こりの原因になる理由と予防対策

冬の服装が肩こりの原因になる理由と予防対策

寒くなるとつい厚着をしてしまう方もいらっしゃると思いますが、冬の服装が肩こりを引き起こす可能性があることをご存知でしょうか。この記事では、冬の服装が肩こりの原因になる理由と予防対策について解説します。

冬の服装が肩こりの原因になる理由

厚手のコート・ジャケット・ニット等、冬の防寒着は首・肩・背中等に負担がかかりやすく、肩こりになりやすいと言われています。また、厚手の防寒着・重ね着のし過ぎ等で窮屈な着心地になっている場合も、肩こりになりやすい傾向にあります。これは体の動きが制限され可動域が狭まり、同じ姿勢を長時間続けるようになることで首・肩・背中等に負担がかかりやすくなることが関係していると言われています。

なお、肩こりには、冬物のコート・セーター・ジャケット等の重さが関係する場合があります。これは、重さにより着用時にかかる肩への負担が大きくなることが原因であり、重さで肩が押し下げられることで、首周辺の筋肉が緊張しやすくなることも関係していると言われています。また、首周りの防寒対策としてタートルネック・マフラーを着用すると、首・肩の動きが制限されやすくなります。この状態は血行不良等が起こりやすく、その結果として肩こり・頭痛等が生じやすくなる可能性があります。

冬の肩こりの予防対策

寒いからという理由であまり考えずに厚着をすると、体の動きが制限され、肩こりを起こしやすくなります。寒さを我慢し過ぎることはおすすめできませんが、着用した際に首・肩に重くのしかかるように感じる服装は可能な限り避け、「余裕のある服装(体に負担がかかりにくく、動きをあまり制限しない服装)」になるようにしましょう。また、タートルネックのセーター等を着用する際は、首周りがゆったりしている物を選ぶようにすると、肩こりを予防しやすくなります。服装を選ぶ際は、着用した際に首・肩・腕が楽に動かせるかどうかを確認し、深呼吸ができるかどうかも試してみましょう。浅い呼吸しかできない場合、肩こりになりやすい「余裕のない服装」になっている可能性があります。


運動不足・睡眠不足・冷え等が原因になる肩こりも多く、姿勢の悪さが肩こりを悪化させる可能性もあります。また、規則正しい生活とバランスの取れた食生活を心がけ、適度な運動を習慣化することも、肩こりの解消につながります。湯船に浸かり冷えを解消することは、睡眠の質の向上にもつながるのでおすすめです。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

生23-5074,商品開発G

関連記事

  • 脳梗塞による麻痺(まひ)のリハビリテーション

    脳梗塞による麻痺(まひ)のリハビリテーション

    脳梗塞で麻痺を起こすと、寝たきりになることでうつ症状・認知症等を発症する可能性があります。この記事では、脳梗塞による麻痺(まひ)のリハビリテーション(リハビリ)について解説します。

  • 転移性肝がんについて

    転移性肝がんについて

    肝がん【肝臓に発生するがん】には、原発性肝がん【肝臓の細胞が悪性腫瘍(がん)化して生じるがん】と転移性肝がん【他部位・他臓器で発生したがん細胞が肝臓に転移し発生するがん】があり、転移性肝がんは原発性肝がんよりも発症数が多いと言われています。この記事では、転移性肝がんについて解説します。

  • 腎臓に発生するがんの種類と血尿との関係について

    腎臓に発生するがんの種類と血尿との関係について

    腎臓に発生する腫瘍が良性であることは少なく、ほとんどが悪性腫瘍(がん)であると言われています。腎臓に発生するがんは種類により症状が異なり、発生しても症状が現れない可能性があります。この記事では、腎臓に発生するがんの種類と血尿との関係について解説します。