【長生き応援シリーズ】賃貸契約したいけど保証人がいない! 保証人なしで、部屋を借りる方法②

【長生き応援シリーズ】賃貸契約したいけど保証人がいない! 保証人なしで、部屋を借りる方法②

シリーズ「【長生き応援シリーズ】賃貸契約したいけど保証人がいない! 保証人なしで、部屋を借りる方法①」では、部屋を借りる際に保証人・連帯保証人を立てる理由についてお伝えしました。今回は、保証人が見つからない代表的な問題点をお伝えします。

責任がある保証人を周囲にお願いすることは、ご家族やご親族など、自身に近い関係や親しい方でなければ、なかなか切り出し難いのではないでしょうか。更に、近年、家族や親族関係が希薄になっていることも、保証人を「お願いしづらい」「迷惑をかけたくない」ことの原因と言えるでしょう。
また、たとえ、保証人を快く引受けてくれる方がいても、貸主が、その方を保証人として認めてくれない場合もあります。特に高齢の入居者の保証人としては、以下の3点の問題をクリアすることを求められると考えておくべきです。
1.年齢の問題
入居者が高齢の場合、保証人も入居者と同年代の配偶者やご兄弟姉妹、ご友人では、入居者と同時期に健康問題を抱えていることが想定されます。ですので、保証人は入居者よりも若い世代を求められる場合があります。
2.経済的な問題
保証人には、いざというとき入居者に代わって弁済する役割が求められますので、安定した経済状況・資力があることが条件とされます。高齢の年金生活者や収入が不安定な場合は、支払能力がないとみなされ、保証人として認められない場合があります。また、保証人は、原則として、入居者とは別世帯であることを求められます。
3.距離の問題
保証人は緊急連絡先としての役割も担うことになります。入居者に病気やケガなど重大な懸念が生じ、住居や病院に駆け付けなければいけない場合も想定されます。その際に、保証人が遠方に住んでいてすぐに駆け付けられない場合も、保証人として認められない場合があります。
このように、特に入居者が高齢の場合の保証人には、経済的な面にとどまらず、『自分(入居者)の面倒を最後までしっかりみてくれる人』=「自分(入居者)を支えてくれる人」という追加の要件が求められるため、シニアの方にとっては、ますます保証人が見つからない状況になっています。

次回は、保証人が見つからない場合の対応方法についてお伝えします。

日本生命では誰かに頼らざる得ない場合に、ご家族やご親族に代わって、生前から死後までをサポートするご契約者向けサービス「GranAge Star(グランエイジ スター)」をご案内しております。
https://www.nissay.co.jp/kaisha/granage_pj/torikumi/granage_star/

※一部、「GranAge Star(グランエイジ スター)」のサービス提供法人である一般社団法人シニア総合サポートセンターに寄せられた声を元に構成しています。
執筆者:一般社団法人シニア総合サポートセンター

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