スマートフォンやパソコンが頭痛を招く?

スマートフォンやパソコンが頭痛を招く?

近年、年齢や性別を問わず、スマートフォンやパソコンのディスプレイを長時間見続けて頭痛になってしまう方が増えていると言われています。この記事ではその原因や症状、対処法などをご紹介します。

ディスプレイが頭痛を招く原因

スマートフォンやパソコンのディスプレイを見ているとき、ずっと同じ姿勢で過ごしていることが多いです。このとき、頭の周辺や首の後ろ、肩、背中にかけての筋肉が収縮し続けているため、血流が悪くなって頭痛(緊張型頭痛)を招くことがあります。

緊張型頭痛は、慢性頭痛の中で最も多いと言われている頭痛です。発症すると、後頭部から首筋にかけて、頭のまわりを何かで締め付けられているような鈍い痛みがあらわれます。この痛みは、頭蓋骨の周辺にある筋肉の血流が滞って乳酸などの老廃物がたまり、筋肉が硬くなってしまったために起こるものです。
30分ぐらいで治まるときもありますが、ひどいときは1週間近く痛みが続くこともあります。

以下に、緊張型頭痛の症状の特徴をご紹介します。

・日常生活に影響がない程度の頭痛が続く
・頭痛と一緒に、吐き気を伴うことはない
・入浴、飲酒、軽い運動など、血流を改善するような行動をすると軽減する

ちなみに、頭痛の原因が偏頭痛だった場合、頭の位置を動かしただけで痛みがひどくなることがあります。また、吐き気や嘔吐を伴うことが多いことや、光や音で痛みがひどくなることも緊張型頭痛とは異なります。

緊張型頭痛を和らげるには

緊張型頭痛を和らげるためには、以下のような方法で心身をリラックスさせ、筋肉と神経の緊張を和らげるのがおすすめです。

・目や首筋をホットタオルなどで温めて、目・肩・首の筋肉と神経をほぐす
・入浴や軽い運動、ストレッチをして全身の血行をよくする

また、ディスプレイの見過ぎが頭痛の原因である可能性が高い場合は、電子機器を使用する時間帯や用途を決めるとともに、なるべく長時間使わないようにすることも大切です。

デスクワークや根を詰めた作業などでずっと同じ姿勢で過ごしていると、気付かぬうちに肩や首、背中のあたりが固まります。もし頭痛になってしまったら、まずは上記で紹介したセルフケアで痛みを和らげましょう。ただし、しばらく続けても痛みが解消しないときは医療機関を受診して、医師の指導のもと適切な治療を受けてください。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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