生活習慣病のリスクを知って予防につなげよう

生活習慣病のリスクを知って予防につなげよう

近年、生活習慣病が普段の生活の積み重ねで発症することが明らかになっています。この記事では、生活習慣病のリスクを高める要素とともに予防策をご紹介します。

生活習慣病のリスクを高める要素

以下に、生活習慣病発症リスクを高める要素をご紹介します。該当する項目が多ければ多いほど、生活習慣病の発症リスクが高くなります。

●生活習慣病発症リスクを高める要素
・40歳以上で、20代のころと比べて体重が10kg以上増えている
・食事を摂る時間帯や量が不規則である
・いつも満腹になるまで食べてしまう
・外食や味の濃いもの、油もの、甘いもの、間食が大好きだ
・ほぼ毎日、大量にお酒を飲んでいる
・お酒を飲むときは何も食べず、お酒ばかり飲んでしまう
・1日10本以上喫煙している
・階段は使わず、エレベーターやエスカレーターを利用する
・電車やバスで座ることが多い
・デスクワークが多い
・几帳面な性格で、物事に熱中しやすい
・最近、引っ越しや転勤、異動、結婚などで生活環境が大きく変わった
・イライラしたり、疲れを感じる頻度が増えた気がする
・自分だけの時間をなかなか持てない
・休日は自宅でのんびり過ごすことが多い
・睡眠不足である

生活習慣病を予防するために

生活習慣病を予防するためにできることを、食事・飲酒・喫煙・生活・休養の5つの視点からご紹介します。

●食事
食事は1日3回規則正しく、腹八分目を意識してゆっくり食べます。また、脂肪が蓄積されすぎないよう、糖分や脂肪分の多い揚げ物やお菓子は控えるとともに、1日350g以上を目標に野菜を食べてください。

●飲酒
飲酒量を適量(1日あたりの純アルコールが20g程度)におさえます。適量の目安は以下のとおりです。

・ビール 中ビン1本
・日本酒 1合
・チュウハイ(アルコール度数7%) 350mL缶1本

また、1週間に2日間は休肝日を設けて、肝臓を休ませてください。

●喫煙
喫煙は血管を収縮させて血流を悪化させるもので、体によいことはありません。少しずつ本数を減らしたり、禁煙したりして習慣を改善しましょう。

●生活
1日30分程度のウォーキングや朝晩の軽いストレッチ、筋トレを習慣化して、脂肪がつくのを防ぐとともに、血流を促して体の機能を低下させないようにしましょう。また、食事から栄養を摂れるよう、歯のお手入れも忘れないでください。

●休養
過度なストレスや睡眠不足は、自律神経が乱れる原因です。昼夜の変化に従うのはもちろん、8時間程度の睡眠を取れるようにしましょう。

生活習慣病はその名のとおり、本人の普段の生活が大きく影響して発症する病気です。だからこそ、日々の習慣を少しずつ改善することで予防することができます。生活習慣病を発症するリスクに気づいたら、できるところから生活習慣を改善しましょう。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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