【長生き応援シリーズ】エンディングノート② ~エンディングノートへのおすすめ記載事項~

【長生き応援シリーズ】エンディングノート② ~エンディングノートへのおすすめ記載事項~

長生き応援シリーズ「エンディングノート① ~エンディングノートとは?~」では、エンディングノートとはどのようなノートなのかお伝えしました。今回は、エンディングノートに特に書き留めておきたい項目について詳しくお伝えします。
市販のエンディングノートには、記入しなければいけない項目がたくさんあります。そのため、途中で挫折してしまったという方も多くいらっしゃいます。そこで、まずは、次の最低限の5つの項目について書いてみることをおすすめします。

①    もしもの時に、誰に連絡して欲しいか
ご入院されたときやいよいよ最期のときを迎えるという段階になったとき(終末期)、またはご逝去されたときに、誰に連絡して欲しいのかを踏まえて、次の事項を記入します。

・連絡して欲しい方のお名前、連絡先(住所・電話番号)
・ご関係(ご家族、ご親族であれば続柄、友人、知人など)
・どのようなときに、連絡して欲しいか(ご入院、ご危篤、ご逝去、ご葬儀のときなど具体的に記入)

②    財産について
ご自身の財産をすべて書き出します。

・預貯金
・不動産
・株式・国債・投資信託等の金融商品
・保険(生命保険、火災・家財保険など)
・貸金庫
・クレジットカード情報
・その他(金、高価な絵画、宝石など)

③    ご葬儀について
ご葬儀のご希望があれば、次のことを記入しましょう。

・誰を喪主とするか(お名前、連絡先)
・どのくらいの費用で、どの葬儀会社で執り行いたいのか
(菩提寺、互助会、葬儀社などが決まっている場合は、名称、連絡先、会員番号などを記入。生前予約を行っている場合は、その情報)
・葬儀の内容をどうするか(通夜・告別式を行うか、規模(一般葬儀、家族葬、直葬など)、宗教・宗派(仏教、キリスト教、神道、無宗教など)、場所(自宅、斎場、寺院など)などについて決まっていることや希望を記入)
・戒名・法名がある場合は、戒名・法名を記載。ない場合は、必要か不要か。必要な場合の希望・予算など
・副葬品の希望がある場合は、具体的に記入
・遺影に用いて欲しい写真があれば、エンディングノートと一緒に託す

特に、葬儀のご希望がなく、ご親族に一任する場合は、ご親族のお名前、連絡先と一任したい旨を記入します。

④    お墓の情報・希望
・お墓がある方は、そのお墓と菩提寺の情報(墓地名、所在地、区画番号など)
・お墓がない方は、どのような埋葬方法(樹木葬、散骨、納骨堂、合祀など)を希望するのか、場所や予算など

⑤     遺言書について
・遺言書の有無
・遺言書を作成している場合は、どのような方式で作成したのか(自筆証書、公正証書など)
・遺言書の保管場所
・遺言執行者を指定しているか、指定している場合は、そのお名前、連絡先など
今回は、エンディングノートに書き留めておきたい5つの項目についてお伝えしました。次回は、作成後の注意点をお伝えします。
日本生命では、将来、遺されたご家族に負担をかけたくない方のために、ご家族やご親族に代わって、生前から死後までをサポートするご契約者向けサービス「GranAge Star(グランエイジ スター)」をご案内しております。
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※一部、「GranAge Star(グランエイジ スター)」のサービス提供法人である一般社団法人シニア総合サポートセンターに寄せられた声を元に構成しています。
執筆者:一般社団法人シニア総合サポートセンター

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