早めの高血圧対策がおすすめの理由と生活習慣の見直し方

早めの高血圧対策がおすすめの理由と生活習慣の見直し方

高血圧は自覚症状がないことも多く、発見・治療が遅れやすいです。この記事では、早めの高血圧対策がおすすめの理由と高血圧対策に役立つ生活習慣の見直し方について解説します。

早めの高血圧対策がおすすめの理由

高血圧が進行すると脳血管疾患・心疾患等のリスクが上昇し、早急な治療が必要になる可能性があります。「血圧が高めの状態を放置していたら、知らないうちに進行してしまった」という方もいらっしゃるので、健康診断等で指摘された経験がある方は、早めに医療機関を受診し、適切な対策を始めましょう。

なお、高血圧治療では、「1日の塩分量:6g未満」という、厳しい減塩が求められる可能性もあります。このような厳しい減塩をしなくてもいいようにするためにも、早めの対策がおすすめです。

生活習慣の見直し方

高血圧予防には、以下の見直しがおすすめです。

●減塩
厚生労働省では、1日の塩分摂取量の目安を「男性7.5g未満・女性6.5g未満」と定めています。栄養成分表示で塩分量を確認する・加工食品を控える・減塩タイプの調味料を使用する等しながら、減塩に努めましょう。

●肥満
肥満の方は高血圧になりやすいと言われています。体重と腹囲を毎日計測する・運動習慣と食生活を見直す等を心がけ、適切な体重・体型を保ちましょう。

●飲酒
過度の飲酒は高血圧のリスク要因であり、おつまみは「塩味が強い食品」が多いため塩分の過剰摂取にもつながります。飲酒する際は、適量(アルコール度数5%ビール・発泡酒で500ml缶1本が目安)を守り、週1日から2日以上の休肝日を作りましょう。

●食生活
脂質・糖質を控え摂取カロリー量を管理し、食物繊維・ミネラル類が豊富な野菜・海藻類を積極的に摂るようにしましょう。肉中心より、魚中心の食生活がおすすめです。果糖は中性脂肪増加の原因になるため、果物類の摂り過ぎに注意しましょう。

●運動
有酸素運動は高血圧対策におすすめの運動であり、肥満予防にも役立ちます。少しきついと感じる程度の有酸素運動を、1日合計30分以上、できれば毎日行いましょう。

●禁煙
喫煙は、高血圧のリスク要因である動脈硬化の原因になります。ニコチン等の有がい物質は副流煙にも含まれているため、ご家族皆様で禁煙することをおすすめします。

●ストレス
ストレスによる心身の緊張も高血圧の原因になる可能性があります。ストレスが溜まっている方は、特に意識してストレスを解消するようにしてください。

●睡眠
睡眠不足による自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れは、高血圧の原因になる可能性があります。睡眠環境を整える・専門の医療機関に相談する等して、早めに対策を取りましょう。


家庭血圧を測定することは、高血圧対策だけでなく、仕事や運動のパフォーマンス向上にもつながる可能性があります。生活習慣を見直すきっかけにもなるためおすすめです。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

生22-5033,商品開発G

関連記事

  • 脳梗塞による麻痺(まひ)のリハビリテーション

    脳梗塞による麻痺(まひ)のリハビリテーション

    脳梗塞で麻痺を起こすと、寝たきりになることでうつ症状・認知症等を発症する可能性があります。この記事では、脳梗塞による麻痺(まひ)のリハビリテーション(リハビリ)について解説します。

  • 転移性肝がんについて

    転移性肝がんについて

    肝がん【肝臓に発生するがん】には、原発性肝がん【肝臓の細胞が悪性腫瘍(がん)化して生じるがん】と転移性肝がん【他部位・他臓器で発生したがん細胞が肝臓に転移し発生するがん】があり、転移性肝がんは原発性肝がんよりも発症数が多いと言われています。この記事では、転移性肝がんについて解説します。

  • 腎臓に発生するがんの種類と血尿との関係について

    腎臓に発生するがんの種類と血尿との関係について

    腎臓に発生する腫瘍が良性であることは少なく、ほとんどが悪性腫瘍(がん)であると言われています。腎臓に発生するがんは種類により症状が異なり、発生しても症状が現れない可能性があります。この記事では、腎臓に発生するがんの種類と血尿との関係について解説します。