認知症予防におすすめの「遊び」を取り入れたレクリエーション

認知症予防におすすめの「遊び」を取り入れたレクリエーション

気分転換や運動不足の解消ができることから、多くの介護施設で「遊び」を取り入れたレクリエーションが用いられています。この記事では、認知症予防におすすめの体や頭を使った遊びのレクリエーションをご紹介します。

「遊び」のレクリエーションが認知症予防に役立つ理由

体を動かさない状態が長期間続けば、筋肉と骨が衰え、寝たきりや要介護のリスクが高まります。寝たきりは認知症の原因にもなるため、レクリエーションで適度に体を動かすことはとても大切なことです。手先や頭を使う「遊び」を取り入れたレクリエーションは、楽しみながら脳の活性化を促せるためおすすめです。また、遊びを通じた他者とのコミュニケーションは生きがいを生み出すきっかけとなり、生活の質を高めるきっかけにもなります。

体を使う遊び

●風船遊び
風船は軽くて動きもゆっくりなため、ケガの心配が少なく、体力に自信がない方にもおすすめです。うちわでテニスをする、大きめの箱やかごをゴールに見立ててバスケットボールをするなどの遊び方があります。

●じゃんけん
じゃんけんで勝ったらバンザイをする、負けたら泣きまねをするなど、動きをつけると盛り上がりやすいです。後出しじゃんけんでわざと負けるゲームも、脳を鍛えられるのでおすすめです。

●ラジオ体操
ラジオ体操は音楽に合わせて行う全身運動であり、数分で手軽にできる体操です。座った状態でできるラジオ体操もありますので、その方の体力や体の状態に合わせてできるメリットもあります。

●歌を歌う
歌を歌うことは心肺機能を高めることに役立ち、ストレスも発散できます。簡単な「振り」を付けると、軽い運動にもなるのでおすすめです。

手先や頭を使う遊び

●折り紙
折り紙は指先の体操になり、手順に沿って折る、形をイメージして折ることで、脳の広範囲を活性化できます。グループで会話をしながら行うと、コミュニケーションのきっかけにもなるのでおすすめです。

●塗り絵
塗り絵は、形を認識しながら配色を考えることで脳を活性化できます。手先を動かす訓練にもなり、絵を描くのが苦手な方でも手軽に取り組めるメリットもあります。

●しりとり
しりとりは、前の方が言った言葉を「記憶」し、その最後の文字から始まる言葉を「思い出す」ことで、脳を活性化できます。「食べ物限定」「生き物限定」など、ルールを作ると飽きが来にくいです。

●トランプ
トランプは、ババ抜き、七並べ、ポーカー、大富豪、神経衰弱など多くの種類の遊びがあるため飽きが来にくく、他者とコミュニケーションが取れるおすすめのレクリエーションです。記憶力を鍛えられる神経衰弱は、認知症予防に特におすすめです。


レクリエーションは、認知症予防や体力の向上だけでなく、心の健康維持にも役立ちます。季節の変わり目は不安定になりやすい時期です。リフレッシュのためにも、手軽にできるレクリエーションから取り入れてみてください。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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