寝たきりの原因と予防対策

寝たきりの原因と予防対策

「寝たきり」になると介護が必要な状態になり、認知症のリスクも高まります。この記事では、寝たきりの原因と予防対策について解説します。

寝たきりで介護が必要になる原因

明確な定義はありませんが、一般的には以下のいずれか、または複数の条件に当てはまることを「寝たきり」と表現します。高齢者の寝たきりの主な原因は、認知症、脳卒中、高齢による衰弱、転倒・骨折と言われています。

・自力での日常生活が困難になり、ベッド上での寝起きが生活の中心になっている
・何らかの疾患や怪我をきっかけに、ベッドに寝ている状態が6カ月以上続いている
・基本的には1日中ベッドで過ごし、排泄や食事、着替えなどに介助を必要とする

寝たきりの予防対策

寝たきりの予防には、以下の対策がおすすめです。

●認知症の予防
認知症の完全な予防は難しいですが、以下の対策でリスクを下げられます。

・1日3食を規則正しく摂る
・脂質、糖類、塩分の摂取量を管理する
・睡眠のリズムを整える
・外出する機会を作るなどして、積極的に体を動かす
・趣味のサークルに参加するなどして、多くの方とコミュニケーションを取る
・ひとりきりで過ごす時間を減らす

●脳卒中の予防
脳卒中は、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や、喫煙や過度の飲酒、ストレスなどが主な原因と言われています。脳卒中の予防には以下の対策がおすすめです。

・塩分と脂質の摂取量を減らし、毎日血圧を計測する
・肥満の方、肥満気味の方は減量する
・禁煙、減酒を始める
・こまめにストレスを解消し、適度な運動を習慣化する
・定期的な検査で健康状態をチェックする
・検査で異常が見つかったら、すぐに医療機関を受診する

●高齢による衰弱の予防
寝たきりの原因となる衰弱とは「加齢による筋力低下や心肺機能低下で身体活動能力が著しく低下した状態」のことです。完全な予防は難しいですが、適度な運動や食生活の見直しなどである程度防ぐことはできます。

運動が苦手な方は、まず「できるだけ体を動かす」ことから始めましょう。ヨガや簡単なストレッチ、体操などもおすすめです。栄養バランスが整っていることが前提ですが、筋肉の材料になるタンパク質やアミノ酸、骨の生成に必要なカルシウムやビタミンDなどを積極的に摂るようにしてください。

●転倒・骨折の予防
高齢者は全身の骨が弱くなっているため、転んだり足を踏み外したりするだけでも骨折する場合があります。適度な運動で筋力とバランス感覚を養い、バリアフリー化を進める、照明を明るくする、転倒防止機能がある靴や靴下を使うなどして、「転倒しにくくなる環境」を整えましょう。

寝たきりを予防するには、できるだけ早く対策を始めることが大切です。水分補給と栄養バランスに気をつけながら、楽しめそうな運動からチャレンジしてみることをおすすめします。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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