脳梗塞の種類と特徴について

脳梗塞の種類と特徴について

脳梗塞は、脳の血管が細くなったり血栓が詰まったりすることで起こる病気で、大まかに3つに分類できます。この記事では、脳梗塞の種類ごとの症状や原因、治療法について解説します。

脳梗塞の種類

脳梗塞は、詰まる血管の太さや詰まり方によって、以下の3つに分類できます。

●ラクナ梗塞
脳の奥のほうにある細い血管が、動脈硬化によって細くなったり詰まったりして起こる脳梗塞です。

●アテローム血栓性脳梗塞
首や脳の太い血管が詰まって起こる脳梗塞です。首から脳に通じる頸動脈や頭蓋内の太い動脈が、動脈硬化によって細くなったり詰まったりしたために起こります。

●心原性脳塞栓症
心原性脳塞栓症は、心臓にできた血栓が脳に運ばれ、脳内の太い動脈を詰まらせたために起こる脳梗塞です。心臓が正常に動いていれば血栓ができることはほとんどありませんが、心臓の機能に異常がみられたり、機能が衰えたりして拍動が乱れると血栓ができやすくなります。血栓ができやすくなる心臓の病気として、心房細動や心筋梗塞、心筋症があります。

それぞれの脳梗塞の特徴

●ラクナ梗塞
ラクナ梗塞は症状がないことも多く、本人が知らない間にゆっくりと進行する特徴があります。また、症状があっても比較的軽いことがほとんどで、突然意識がなくなるようなことはあまりありません。

夜間や早朝に、手足のしびれや話しづらさを感じて医療機関を受診する場合が多いと言われています。これらの症状を見過ごしてしまうと、血管性認知症を発症する可能性があります。

●アテローム血栓性梗塞
アテローム血栓性梗塞を発症すると脳の太い血管が詰まってしまうため、発症時のダメージも大きくなります。片麻痺や感覚障がい、失語や失認などの「高次脳機能障がい」を伴うことも多く、脳以外の器官にも影響が広がると、心筋梗塞や四肢の閉塞性動脈硬化症などの合併症を引き起こすこともあります。

●心原性脳塞栓症
心原性脳塞栓症になると脳の太い動脈を詰まらせてしまうため、影響を受ける範囲がかなり広くなることが特徴です。比較的病巣が大きくなるため、命の危険が伴う危険性が高くなると言われています。

それぞれの脳梗塞の治療法

脳梗塞の治療は、基本的には薬による治療が行われます。主に使われる薬として、以下のようなものがあります。

・血栓ができるのを抑える薬
・脳細胞を保護する薬
・脳の腫れを抑える薬
・血液の固まりを溶かす薬

また、必要に応じて機能回復のためのリハビリも行われます。

脳梗塞は種類によって影響を受ける部位や症状が異なりますが、薬の服用とリハビリが治療の中心となる点で共通しています。動脈硬化によって発症することが多いため、生活習慣の改善や定期検診が予防の鍵となります。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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