6月に入って環境の変化にも慣れてきたはずなのに、些細なことでイライラしてしまったり、環境の変化からストレスを感じてしまったり・・・。休養・睡眠・運動などいろいろな対処法がありますが、栄養面からできる対処法をご紹介します。
ビタミンCでストレス解消
ビタミンCには、ストレスに抵抗するための「副腎皮質ホルモン」の合成を促す働きがあります。ビタミンCが不足するとストレスやイライラが解消しにくくなるため、毎日の食事でしっかりと補うことが大切です。最近では不足しがちなビタミン類を野菜ジュースやサプリメントで補う人もいますが、野菜ジュースやサプリメントから摂取されるビタミンCは、通常の食事から摂取した場合よりも、排せつされるまでの時間が短いため、体内でうまく利用されていない場合があります。また、ビタミンCは熱に弱く、加熱調理により分解されてしまうため、とり方にも工夫が必要です。そのまま食べられる果物やビタミンCがでんぷんにより保護されているジャガイモやサツマイモなどは調理後にもほとんど分解されずに残っているため、効率よくビタミンCをとることができます。
●ビタミンCが多く含まれている食材
いちご、キウイフルーツ、グレープフルーツ、ジャガイモ、サツマイモ、ピーマン、キャベツ、ブロッコリー、菜の花など。
●ビタミンCが多く含まれている食材
いちご、キウイフルーツ、グレープフルーツ、ジャガイモ、サツマイモ、ピーマン、キャベツ、ブロッコリー、菜の花など。
カルシウムでイライラ解消
「カルシウムが不足するとイライラして怒りっぽくなる」というのは俗説ですが、血液中のカルシウム濃度が低下すると脳→神経→筋肉の連絡を助ける働きが十分に行われず精神的なバランスが乱れる、という考えから発生しているのかもしれません。ただ、カルシウムだけを多くとっても体内で効率よく働くことはできないので、吸収を助けるビタミンDが含まれている食品と組み合わせて毎日の食事に取り入れることが大切です。また、食品によって体内に吸収される吸収率が異なり、野菜からの吸収率よりも乳製品からの吸収率が高く、より効率的に摂取することができます。
●カルシウムが多く含まれている食材
牛乳・ヨーグルト・チーズなどの乳製品、ちりめんジャコ・干しエビ・煮干しなどの魚介類、納豆・豆腐などの大豆製品、小松菜、ヒジキなど。
●ビタミンDが多く含まれている食材
牛乳、干しシイタケ、カツオ、イワシなど
ビタミンCはストレスだけでなく、風邪や喫煙、飲酒などでも失われます。カルシウムは吸収率が食品によって異なるため、吸収を促す栄養素を心がけて摂取するようにしましょう。日々の生活で、こまめにしっかり補ってストレス知らずの強い体を手に入れてみてはいかがでしょうか。
●カルシウムが多く含まれている食材
牛乳・ヨーグルト・チーズなどの乳製品、ちりめんジャコ・干しエビ・煮干しなどの魚介類、納豆・豆腐などの大豆製品、小松菜、ヒジキなど。
●ビタミンDが多く含まれている食材
牛乳、干しシイタケ、カツオ、イワシなど
ビタミンCはストレスだけでなく、風邪や喫煙、飲酒などでも失われます。カルシウムは吸収率が食品によって異なるため、吸収を促す栄養素を心がけて摂取するようにしましょう。日々の生活で、こまめにしっかり補ってストレス知らずの強い体を手に入れてみてはいかがでしょうか。
東京臨海病院管理栄養士 日本糖尿病療養指導士、NST専門療法士 青木淳子
提供元:和洋女子大学、株式会社ライフケアパートナーズ
提供元:和洋女子大学、株式会社ライフケアパートナーズ