花粉症を引き起こす植物には様々なものがありますが、春のスギ・ヒノキと同様、秋に気をつけて欲しい植物があります。この記事では、秋の花粉症の特徴と予防対策について解説します。
秋の花粉症の特徴について
花粉症とは、空気中に飛散している特定の植物の花粉が体内に侵入し、アレルギー反応を起こす疾患です。鼻水・鼻詰まり・くしゃみ・涙目・目のかゆみ・目の充血・喉の痛み・肌荒れ等が主な症状になります。春の花粉症の主な原因はスギ・ヒノキですが、秋の花粉症はブタクサ・ヨモギ・カナムグラ等、「草花の花粉」が主な原因になります。
●ブタクサ
北アメリカ原産のキク科の植物で、細かい切れ込みの入った葉が特徴です。7月から10月に2mm程度の黄色い小さな花を咲かせます。症状は春の花粉症とあまり変わりませんが、ブタクサの花粉は粒子が小さいため、気管に入って喘息のような症状を引き起こす可能性があります(スギ花粉は粒子が大きいため、鼻の粘膜で留まることが多く気管に入り込みにくい)。
●ヨモギ
キク科の多年草で夏から秋に茎が高く成長し、あまり目立たない淡褐色の花を咲かせる植物です。繁殖力が強く地下茎で増えるため、駆除に手間がかかります。ブタクサと同様、ヨモギの花粉も粒子が小さく、喘息のような症状を引き起こす可能性があります。
●カナムグラ
雌雄異株(しゆういしゅ:雄花と雌花を別々の株につける植物)のアサ科の植物で、8月から10月に雄花は黄白色・雌花は苞に包まれた紫褐色の花びらのない花を咲かせます。主な症状は春の花粉症とあまり変わりません。
●ブタクサ
北アメリカ原産のキク科の植物で、細かい切れ込みの入った葉が特徴です。7月から10月に2mm程度の黄色い小さな花を咲かせます。症状は春の花粉症とあまり変わりませんが、ブタクサの花粉は粒子が小さいため、気管に入って喘息のような症状を引き起こす可能性があります(スギ花粉は粒子が大きいため、鼻の粘膜で留まることが多く気管に入り込みにくい)。
●ヨモギ
キク科の多年草で夏から秋に茎が高く成長し、あまり目立たない淡褐色の花を咲かせる植物です。繁殖力が強く地下茎で増えるため、駆除に手間がかかります。ブタクサと同様、ヨモギの花粉も粒子が小さく、喘息のような症状を引き起こす可能性があります。
●カナムグラ
雌雄異株(しゆういしゅ:雄花と雌花を別々の株につける植物)のアサ科の植物で、8月から10月に雄花は黄白色・雌花は苞に包まれた紫褐色の花びらのない花を咲かせます。主な症状は春の花粉症とあまり変わりません。
秋の花粉症の予防対策
ブタクサ・ヨモギ・カナムグラ等の背が低い草花の花粉(草本花粉:そうほんかふん)は、スギやヒノキのような樹木の花粉(木本花粉:もくほんかふん)のように風に乗って遠くに飛散することはありません。秋の花粉症も、基本的な対策は春と変わりませんが、原因になる植物に近づかないようにすることで、症状は出にくくなります。秋になると鼻・目・喉の症状や肌荒れ等に悩まされるという方は、ブタクサ・ヨモギ・カナムグラには近づかないようにしましょう。河川敷・公園・空き地等「雑草の生えている場所」に近づかないようにすることがおすすめです。旅行やレジャー等でお出かけになる際は、マスク・メガネ・帽子を着用し、帰宅時は玄関に入る前に衣服に付いた花粉を粘着シート等で取り除いてください。
また、ブタクサ・ヨモギ・カナムグラは市街地の道端や庭等にも生えています。雑草は大きく成長すると駆除に手間がかかるので、庭や自宅の近くに生えている雑草は、小さいうちに駆除するようにしましょう。
秋はダニアレルギーが増え始める季節でもあります。ダニアレルギーでも鼻・目の症状や肌荒れ等の症状が現れ、花粉症と併発することもあります。こまめな掃除を徹底することは、双方の予防におすすめです。
また、ブタクサ・ヨモギ・カナムグラは市街地の道端や庭等にも生えています。雑草は大きく成長すると駆除に手間がかかるので、庭や自宅の近くに生えている雑草は、小さいうちに駆除するようにしましょう。
秋はダニアレルギーが増え始める季節でもあります。ダニアレルギーでも鼻・目の症状や肌荒れ等の症状が現れ、花粉症と併発することもあります。こまめな掃除を徹底することは、双方の予防におすすめです。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ