糖尿病と脳梗塞の関係性と予防対策

糖尿病と脳梗塞の関係性と予防対策

糖尿病の方は脳梗塞の発症リスクが高くなることをご存知でしょうか。この記事では、糖尿病と脳梗塞の関係性と脳梗塞の予防対策について解説します。

糖尿病と脳梗塞の関係性

三大合併症(糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経障がい)をはじめ、糖尿病には様々な合併症があります。脳梗塞も糖尿病の合併症のひとつであり、発症すると命に危険が及んだり、重篤な後遺症が残ったりする可能性があります。

脳梗塞は脳の血管が詰まることで発症する脳血管疾患であり、動脈硬化が主なリスク要因のひとつです。糖尿病で脳梗塞の発症リスクが高くなるのは、高血糖の状態が続くことでプラークという粥状の塊ができやすくなり、動脈硬化が進行しやすくなることが主な原因と言われています。また、糖尿病の方は高血圧や脂質異常症を合併しやすく、これらが合併すると動脈硬化が更に進行しやすくなるということも関係しています。なお、血糖値が高めの状態が続いている「糖尿病予備群」の方も、脳梗塞のリスクが高くなるため注意が必要です。

脳梗塞で麻痺が起こり、体を動かせない状態が長期間続くと、本格的な寝たきりに陥りやすくなります。また、脳梗塞等の脳血管疾患は、血管性認知症の原因にもなります。血管性認知症は、認知症の症状が軽度である・症状にばらつきがある・症状の程度が変化する場合もあることから、発見が遅れやすいと言われています。また、ほとんど症状が現れない「小さな脳梗塞」を繰り返しながら進行し、ある日突然重症化することもあります。

脳梗塞の既往歴がない方でも、物忘れが増えた・会話が不自然・言葉が出にくい・麻痺や動きにくさがある・感情の起伏が激しい等、気になる変化に気づいた際は、早めに医療機関を受診しましょう。

脳梗塞の予防対策

糖尿病の方・糖尿病予備群の方が脳梗塞を予防するには、医療機関の指導を守って食事療法・運動療法に取り組み、血糖値を適切に管理することが大切です。医療機関の指導を受けていない方も、糖尿病を含めた生活習慣病を予防するため、以下を見直すことをおすすめします。

・1日3回の食事を規則正しく摂り、腹八分目を意識してゆっくり食べる
・野菜を積極的に摂り、栄養バランスを整える
・適切な飲酒量を守り、禁煙する
・ウォーキング等、適度な有酸素運動を習慣化する
・質の高い睡眠を8時間程度取る
・ストレスをこまめに解消する

尚、深夜から早朝にかけては脳梗塞の発症リスクが高くなりやすいと言われています。予防のためには、就寝前に水分を摂る・目が覚めた後急に体を動かさない・トイレの際できるだけいきまないようにする・肌寒い日はカーディガンを羽織って移動する等の対策がおすすめです。


糖尿病・脳梗塞は、どちらも気づかないうちに進行する可能性があります。早期発見が大切ですので、定期的に検査を受け、健康状態をこまめにチェックするようにしてください。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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