最近では1年中出回っているニラですが、4月から6月が旬とされています。ニラ特有の香りは、ネギ類に共通する硫化アリルです。硫化アリルは、エネルギー代謝を活発にするビタミンB1の働きを助けるので、疲労回復に効果があります。ニラを食べることでビタミンB群が体内に長時間とどまることができ、持続性が高まります。また、香り成分の硫化アリルには、食欲をアップさせる効果があり、胃液の分泌が活発になるので、消化吸収も良くなります。その他、ニラにはβ‐カロチンとともに、細胞の活性化を促進するビタミンEや、高血圧の予防に役立つカリウムや、便秘解消だけでなく血糖上昇抑制効果などにも効果があるとされている食物繊維が多く含まれています。
新鮮なニラの見分け方
・葉の幅が広く、肉厚で柔らかい。
・ニラ特有の香りが強い。
・根本の切り口が新しく、葉の色つやがよく、葉先までピンと伸びているもの。
・ニラ特有の香りが強い。
・根本の切り口が新しく、葉の色つやがよく、葉先までピンと伸びているもの。
効率的な食べ方
●レバーと組み合わせて疲労回復効果を持続
中華料理店ではおなじみのレバニラですが、実は最強の組み合わせなのです。レバーにはビタミンB群が豊富に含まれており、ニラと一緒に組み合わせることによって、ビタミンB群の体内停留時間が大幅にアップして、疲労回復効果が持続します。更に加熱時に使用する油によって、ビタミンAの体内効率もより高まり、ニラの食効を最大限にとることができます。
●お浸しにはごま油をプラス
茹でてお浸しやあえ物にすると、食物繊維がたっぷりとれますが、更にごま油を少量加えることにより、風味付けだけでなく、ニラに含まれるβ‐カロチンの吸収率が高まるのでおすすめです。
●卵と一緒に時短レシピ
卵もニラも特別な下処理がいらないため、忙しい時、簡単に効率良く食事がとれる組み合わせです。卵は良質のたんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラルがバランス良く含まれ「完全食品」といわれていますが、ビタミンCと食物繊維が含まれません。一方、ニラにはビタミンCや食物繊維が多く含まれており、卵と一緒にとることで栄養価の高い食事となります。
●汁物にも最適
水溶性ビタミンである、ビタミンBやC、カリウムは、茹でるとゆで汁に流れ出てしまうため、スープの具材として用いると逃すことなくニラの栄養をとることができます。ただし、ニラに含まれるビタミンは熱に弱いものが多いので、食べる直前に加えることがポイントです。
春が旬のニラは、下処理の手間もなく、生でも加熱しても食べられる野菜です。調理のポイントを押さえて、ニラの持つ栄養成分を無駄なく体内へ取り入れ、疲れ知らずの体を手に入れてみてはいかがでしょうか。
中華料理店ではおなじみのレバニラですが、実は最強の組み合わせなのです。レバーにはビタミンB群が豊富に含まれており、ニラと一緒に組み合わせることによって、ビタミンB群の体内停留時間が大幅にアップして、疲労回復効果が持続します。更に加熱時に使用する油によって、ビタミンAの体内効率もより高まり、ニラの食効を最大限にとることができます。
●お浸しにはごま油をプラス
茹でてお浸しやあえ物にすると、食物繊維がたっぷりとれますが、更にごま油を少量加えることにより、風味付けだけでなく、ニラに含まれるβ‐カロチンの吸収率が高まるのでおすすめです。
●卵と一緒に時短レシピ
卵もニラも特別な下処理がいらないため、忙しい時、簡単に効率良く食事がとれる組み合わせです。卵は良質のたんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラルがバランス良く含まれ「完全食品」といわれていますが、ビタミンCと食物繊維が含まれません。一方、ニラにはビタミンCや食物繊維が多く含まれており、卵と一緒にとることで栄養価の高い食事となります。
●汁物にも最適
水溶性ビタミンである、ビタミンBやC、カリウムは、茹でるとゆで汁に流れ出てしまうため、スープの具材として用いると逃すことなくニラの栄養をとることができます。ただし、ニラに含まれるビタミンは熱に弱いものが多いので、食べる直前に加えることがポイントです。
春が旬のニラは、下処理の手間もなく、生でも加熱しても食べられる野菜です。調理のポイントを押さえて、ニラの持つ栄養成分を無駄なく体内へ取り入れ、疲れ知らずの体を手に入れてみてはいかがでしょうか。
東京臨海病院管理栄養士 日本糖尿病療養指導士、NST専門療法士 青木淳子
提供元:和洋女子大学、株式会社ライフケアパートナーズ
提供元:和洋女子大学、株式会社ライフケアパートナーズ