中性脂肪値が低すぎることのリスクと改善対策

中性脂肪値が低すぎることのリスクと改善対策

中性脂肪値が基準値より高くなると、肥満や脂肪肝のリスクが高まります。一方で、中性脂肪値が基準値より低くなることにもリスクがあります。この記事では、中性脂肪値が低くなる原因と体への影響、中性脂肪値の改善対策について解説します。

中性脂肪値が基準値より低くなる原因

中性脂肪値が基準値より低くなることは、過度のダイエットや運動、特定の病気や体質などが原因と考えられます。原因は、ひとつだけの場合もあれば、複数が絡み合っている場合もあります。

●中性脂肪値が低くなる主な原因
・過剰な脂質制限、糖質制限、食事制限などにより、栄養不足になっている
・アスリート並みの激しい運動により、中性脂肪を必要以上に消費している
・肝臓疾患などが原因で、中性脂肪が合成、貯蔵できなくなっている
・甲状腺機能亢進症などにより、新陳代謝が過剰に活発化し、中性脂肪を過度に消費している
・体質や遺伝など、先天的な要因

中性脂肪が不足することによる体への影響

中性脂肪は、「いざというときの予備エネルギー」として貯蔵されています。中性脂肪値が基準値よりも低い状態は、体内の中性脂肪が不足している状態であり、以下のような体調不良を引き起こす場合があります。

・脳の栄養が不足し、ぼーっとしたり、ひどい眠気や疲労感が出たりする
・脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)を貯蔵できなくなる
・免疫力が低下する
・骨の成長や代謝が抑制され、骨がもろくなる
・出血しやすくなる、血が止まりにくくなる
・血管が老化しやすくなり、動脈硬化が進行する

中性脂肪値の改善対策

基準値よりも低くなった中性脂肪値は、以下で紹介する食生活や生活習慣の見直しで改善する場合があります。ただし、医師の指導が必要な場合もありますので、安易に自己判断せず、まずは医療機関に相談しましょう。

・食事は1日3食、できるだけ決まった時間に規則正しく食べる
・エネルギーに変換されやすい米、パン、麺類、イモ類などの炭水化物を多めに食べる
・脳の栄養不足が解消されて「ぼーっとする回数」が少なくなった段階で、肉類、魚類、大豆製品などの割合を増やし、炭水化物、タンパク質、脂質の摂取量のバランスを整える
・毎日の食事の量や内容を、メモやアプリなどに記録する

中性脂肪は体に必要な予備エネルギーであり、脂溶性ビタミンの貯蔵にも使われます。中性脂肪値が高すぎることは問題ですが、低すぎることも好ましくありません。中性脂肪値が基準値よりも低いとわかった場合は、必要に応じて医療機関に相談しながら、食生活と生活習慣を見直しましょう。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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