【健康コラム】糖尿病で血糖値が下がらない!その理由と下げる方法を解説<前編>

【健康コラム】糖尿病で血糖値が下がらない!その理由と下げる方法を解説<前編>

生活習慣病全般に良いとされる生活習慣は認知症予防にも有効です。疾病の仕組みや原因、その予防方法について知り、健康的な生活を心がけましょう。
 
インスリン注射などの糖尿病治療を行っていても、なかなか血糖値が下がらないのはなぜでしょうか。今回はその理由を中心にご紹介していきます。

糖尿病治療をしても血糖値が下がらない理由は?

「糖尿病の薬を飲んでいても血糖値が下がらない…」という悩みを抱える方は多いと思いますが、治療薬に頼るだけで血糖値を下げることは難しいです。糖尿病になると、インスリンの分泌量は健康な人と比べ非常に下がるため、食生活の改善など生活レベルの見直しをしなければ、血糖値を安定させることはできません。血糖値が下がらない具体的な理由としては、以下のことが挙げられます。

①食事制限が不十分
毎日おやつを食べていたり、炭水化物(糖質)を過剰摂取していたり、夜遅い時間に食事を摂っていたりすると血糖値は上がってしまいます。おやつは少量で、毎日食べるよりも週1回に抑え、規則正しくバランスの良い食事を心がけましょう。

②運動不足
運動量や筋肉量の少ない人、体脂肪の多い人、メタボリックシンドロームの人はインスリンが効きにくい体になってしまっています。こういった体の人はインスリンの必要量が多いため、インスリン注射や薬の内服だけでは血糖値コントロールを十分行うことができません。適度な運動を心がけ、筋肉量を増やし、インスリンの効きやすい体にしていきましょう。

③薬の時間・摂取方法が不適切
血糖値は食事中から上がりはじめ、食後30~60分後にはピークを迎えます。このため、食後の早い時間にインスリンを十分に供給することが重要です。しかしインスリンの注射時間や薬を飲む時間にばらつきがあったり、回数や量が不足していたりすると、血糖値は下がりにくくなってしまいます。また、毎日同じ場所にばかりインスリン注射を打っていると、その部位が固くなってインスリンの吸収が悪くなったりすることがあります。

④疾患の影響
慢性肝炎などの肝臓病を併発している場合、ブドウ糖の調整能力が低下しているため、食後は高血糖になりやすくなっています。また、糖尿病の合併症の一つである神経障がいのうち、糖尿病性胃腸症を発症している場合は、腸からのブドウ糖吸収が不安定になるため血糖値のコントロールが不安定になることがあります。他にも甲状腺機能異常やステロイド薬の影響によって、血糖値が不安定になるケースがあります。

後編では、血糖値が高い時の症状や糖尿病の診断基準、血糖値を下げるにはどうしたらいいかなどについて解説します。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

生20-4631,商品開発G

関連記事

  • 直腸がんの症状と予防対策

    直腸がんの症状と予防対策

    直腸は大腸の一部であり、15cmから20cm程度の長さがあります。上部から直腸S状部・上部直腸・下部直腸に分けられ、上部でS状結腸からつながり下部で肛門へとつながります。この記事では、直腸がんの症状と予防対策について解説します。

  • 大動脈瘤(りゅう)の種類と検査・治療

    大動脈瘤(りゅう)の種類と検査・治療

    大動脈瘤(りゅう)とは、動脈硬化・高血圧等の影響で大動脈(腹部から胸部にかけて走行する人体の中で最も太い血管)に瘤(こぶ)状の膨らみができる疾患です。大動脈瘤は種類により、症状・治療方法等が変わってくる場合があります。この記事では、大動脈瘤の種類と検査・治療について解説します。

  • レビー小体認知症の検査・治療について

    レビー小体認知症の検査・治療について

    レビー小体型認知症は、レビー小体という特殊なたんぱく質により脳の神経細胞が破壊されることで発症すると言われています。この記事では、レビー小体型認知症の検査・治療について解説します。