ストレス軽減に役立つ対処法「ストレスコーピング」とは

ストレス軽減に役立つ対処法「ストレスコーピング」とは

仕事や人間関係などで精神的負担を感じやすい昨今、メンタルヘルスケアの重要性が高まっています。この記事では、ストレス軽減に役立つ「ストレスコーピング」のやり方をご紹介します。

ストレスコーピングとは

ストレスコーピングは、ストレスの軽減を目的に行われる対処法です。「ストレスの原因に直面したときの個人の意識や受け止め方が、ストレスの発生や度合いに影響を与える」という考え方のもと、ストレスを感じている本人が以下を実践します。

・ストレッサー(ストレスを引き起こす原因)を除去する
・ストレッサーに対する反応を軽減する

人は、ストレスを軽減しようと無意識のうちに何らかの対処を行っていますが、無意識の対処では対応しきれない場合があります。このような場合は、本人が意識的にストレスコーピングを行うことがおすすめです。

ストレスコーピングの種類

ストレスコーピングには、以下の2種類の実践方法があります。

●問題焦点コーピング
ストレッサーに働きかけて変化を起こし、ストレス軽減を図る方法です。ストレッサーを変化させることができる場合に行われます。

問題焦点コーピングの例としては、同居人のテレビの音量の大きさにストレスを感じたとき、同居人に「音量が大きくて眠れないから、夜は音量を少し下げて欲しい」と直接伝えることなどが該当します。

●情動焦点コーピング
ストレスを受けている本人の「ストレッサーに対する考え方や感じ方」を変えることで、ストレスの軽減を図る方法です。ストレッサーを変化させることができない場合に行われます。

情動焦点コーピングの例としては、誰かに話を聞いてもらうことで感情や考え方が整理され、ストレスが軽減されることなどが該当します。具体的には、職場で上司から叱責されたことを知人に話した後、「叱責ではあるけれど、アドバイスとも受け取れるね」と指摘され、叱責に対しての感じ方が変わったことなどが挙げられます。

ストレスコーピングの実践で心がけること

ストレスコーピングを実践するときは、以下を心がけましょう。

●問題解決への前向きな意欲を持つ
ストレスコーピングには、「自分自身が解決する」という前向きな姿勢が大切です。ストレスを感じている状態に素直に向き合うことが、ストレスに対する自分の要望の発見につながります。

●周囲の人に相談して感情を整理する
ストレスを感じているときは、適切な判断が難しい場合があります。家族や友人、カウンセラーに話を聞いてもらいながら、ストレスに対する自分自身の状況と感情を整理しましょう。

ストレスコーピングは、ストレッサーに働きかけたり、友人やカウンセラーに相談しながらストレスに対する自分の感情を整理したりすることで、ストレスを和らげる対処法です。状況などに応じて方法を使い分けながら、実践してみてください。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

生21-5861,商品開発G

関連記事

  • 糖尿病が引き起こす皮膚トラブルについて

    糖尿病が引き起こす皮膚トラブルについて

    糖尿病の方は皮膚トラブルが起こりやすく、皮膚トラブルが悪化すると壊疽(えそ:皮膚・皮下組織等が壊死し、黒く変色した状態)等に進行し、日常生活に支障を来す可能性があります。この記事では、糖尿病が引き起こす皮膚トラブルについて解説します。

  • 直腸がんの症状と予防対策

    直腸がんの症状と予防対策

    直腸は大腸の一部であり、15cmから20cm程度の長さがあります。上部から直腸S状部・上部直腸・下部直腸に分けられ、上部でS状結腸からつながり下部で肛門へとつながります。この記事では、直腸がんの症状と予防対策について解説します。

  • 大動脈瘤(りゅう)の種類と検査・治療

    大動脈瘤(りゅう)の種類と検査・治療

    大動脈瘤(りゅう)とは、動脈硬化・高血圧等の影響で大動脈(腹部から胸部にかけて走行する人体の中で最も太い血管)に瘤(こぶ)状の膨らみができる疾患です。大動脈瘤は種類により、症状・治療方法等が変わってくる場合があります。この記事では、大動脈瘤の種類と検査・治療について解説します。