肝臓をいたわる対策に! おすすめレシピ ~枝豆~

肝臓をいたわる対策に! おすすめレシピ ~枝豆~

今回のコラムでは、肝臓をいたわるおすすめのレシピをご紹介します。

■枝豆といんげんのつくね

ビールのおつまみといえば、枝豆を思い浮かべる方も多いのはないでしょうか。枝豆に含まれるメチオニンがアルコール分解を促し、肝臓の働きを助けます。
肝臓は解毒機能のほかにも、糖や脂肪をエネルギーに変える代謝機能を担っています。
アルコールを飲まない方でもケーキやお菓子、揚げ物などで必要以上に糖や脂肪を摂取する生活が続くと、肝臓はオーバーワークで疲れます。使い切れない分が肝臓に蓄積されて脂肪肝へとつながります。まずは食べすぎや飲みすぎで必要以上の負荷をかけないことを心がけましょう。
枝豆はビタミンA・C・E・B1・B2、カルシウム、カリウム、たんぱく質に食物繊維と栄養豊富です。枝豆に含まれるコリンは、肝臓に脂肪が蓄積されるのを防ぎます。冷凍食品としても販売されており、いつでも手ごろな価格で手に入りやすい身近な食材です。蒸すか少量のお湯で蒸し茹でがおすすめです。(冷凍の場合はそれぞれ商品の指示に従ってください。)
レシピのつくねは、低脂肪の鶏むね肉のひき肉にいんげんと枝豆をたっぷり混ぜ、ヘルシーで満足感があります。
キャベツは肝臓の解毒作用を助け、脂肪肝の解消などの効果があります。ぜひ付け合わせとして一緒に添えましょう。酢少々をかけるとより効果がアップします。
サイドメニューの炒めものは、セロリにメチオニン、エビにタウリンが含まれていて、肝機能を高める素材の組み合わせとなっています。セロリは葉により豊富な栄養がありますので刻んで最後に一緒に混ぜましょう。
(材料 2人分)
枝豆 120g(さやつき)
いんげん 60g
鶏ひき肉(むね肉) 150g
醤油 小さじ1/2
塩 ひとつまみ
サラダ油 小さじ1/2
★みりん 小さじ1
★醤油 小さじ1
★水 小さじ1
付け合わせ キャベツ千切り3枚分
(作り方)
1、枝豆は茹でてさやから実を取り出す。
2、いんげんは茹でて1cmに切る。
3、ボールに鶏ひき肉、醤油、塩をいれて軽く練り、1と2を加えて混ぜる。
4、フライパンにサラダ油をなじませて3の生地をスプーンですくって並べる。
5、軽く形を整え両面焼く。
6、★のたれを加えて表面に絡める。

■エビとセロリ炒め

(材料 2人分)
エビ 4尾
セロリ 小1本
ごま油 小さじ1/2
★オイスターソース 小さじ1
★醤油 小さじ1
★中華スープ 大さじ2
塩、酒 下味用 各少々
(作り方)
1、エビは殻をむき塩少々をふりしばらくおいてから水洗いする。
水気をふいて下味用の酒少々をふる。
2、セロリの軸は薄切りにし、葉も1/3程度をみじん切りにする。
3、フライパンにごま油を温めてエビを炒め★のたれを加えて煮からめる。
4、セロリの薄切りを加えてすぐに火を止めなじませ、粗熱が取れたらみじん切りの葉を混ぜる。
キッチンスタジオ くるみキッチン主宰 来海悦子(きまちえつこ)
提供元:中央法規出版「けあサポ」アーカイブ 内側から磨く 幸せはコレカラダーレシピ編-

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