胃腸をいたわる!おすすめレシピ ~蒸し物~

胃腸をいたわる!おすすめレシピ ~蒸し物~

今回のコラムでは、胃腸をいたわる消化にいいレシピをご紹介します。

■豆腐と白身魚の蒸し物

今回は胃腸に優しい献立です。胃腸の調子がすぐれないときには油控えめ、薄味、刺激物を控えた温かいメニューがおすすめです。

体調がすぐれないときだけではなく、普段のごはんであっさりとしたものがいいな、という日にも良いレシピです。白身魚は脂肪分が控えめで消化にも良く、塩麹でつけこむことで旨味が増します。豆腐と合わせて動物性、植物性両方のタンパク質を組み合わせればより栄養バランスがアップします。長芋にはアミラーゼが豊富で消化促進効果があり、胃の調子が悪いときにはおすすめの食材です。

長芋は、消化酵素を効果的に取り入れたいときは加熱せずに使うのが良いのですが、一緒に蒸せばもちもち食感に変化するので、また違ったおいしさが楽しめます。お好みに応じて使い分けて楽しんでください。ふんわり仕上げるには蒸すのが最適ですが、1人分で簡単に作る場合は電子レンジ加熱(600W3分弱)でも作れます。(切り身の大きさや器により加熱時間は調整してください。)健康的なおつまみとしても良い一品です。

キャベツには胃の粘膜を修復、正常に保つ働きのあるビタミンUやビタミンCが含まれています。これらは加熱に弱いので、最も効果的な食べ方は千切りの生食ですが、生野菜は体調により食べづらいときもあります。そんな時は、さっと煮びたしにすると、柔らかく温かく、胃にも優しくて食べやすくなります。加熱時間を短めに煮汁ごといただけるような薄味仕立てにすることが大切です。切り方も工夫して、そぐように薄切りにすると早く柔らかくなります。煮た後は鍋底を冷やすなどして、すぐに粗熱をとるとよいでしょう。
(材料1人分)
豆腐 1/4丁
白身魚 1切れ
塩麹 大さじ1/2
長芋のすりおろし 大さじ2
生姜のすりおろし 小さじ1/2
めんつゆ 大さじ2
青ゆず 少々
(作り方)
1、白身魚に塩麹を絡めてしばらくおく。
2、器に豆腐を並べ1の白身魚を乗せて蒸し器で10分蒸す。
3、2に長芋のすりおろしをかけ、生姜のすりおろしを乗せる。
4、めんつゆをかけ青ゆずをちらす。

■キャベツの煮びたし

(材料2人分)
キャベツ 1/6個
油揚げ 1/2枚
だし 300ml
薄口醤油 大さじ1
みりん 大さじ1 
塩 ふたつまみ
(作り方)
1、キャベツは端からそぎ切りの要領で薄切りにする。
2、油揚げは短冊に切る。
3、だしを煮立て1、2を加え キャベツがしんなりするまでさっと煮る。
4、薄口醤油、みりん、塩を加えて味を調えそのまま冷まして味を含ませる。
キッチンスタジオ くるみキッチン主宰 来海悦子(きまちえつこ)
提供元:中央法規出版「けあサポ」アーカイブ 内側から磨く 幸せはコレカラダ-レシピ編-

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