冬場に気になる目の乾燥の原因と対策

冬場に気になる目の乾燥の原因と対策

冬になると、肌がカサカサしたり、目が乾燥して痛くなったりするといったトラブルが起こりやすくなります。この記事では、冬の目の乾燥の原因と対処法を解説します。

冬場に目が乾燥する原因

冬場に目の乾燥を感じやすくなる主な原因には、以下があります。

・まわりの空気が乾燥している
・ドライアイ(涙が不足したり、均等に行き渡らなくなったりする目の病気)
・コンタクトレンズを使っている
・長時間のパソコン作業、スマートフォンの利用、テレビの視聴などにより、まばたきの回数が減っている

冬場に目が乾燥する一番の原因は「空気の乾燥」です。冬は気温が低下するため、空気中に含まれる水分量が少なくなります。その状態でエアコンを使用して室温を上げると、部屋の湿度が下がり、目の水分が奪われやすい状態になります。また、エアコンの直風が目の水分を奪うことで、目が乾燥することもあります。

冬場の目の乾燥対策

冬場の目の乾燥を防ぐには、湿度管理とエアコン対策、目のケアがポイントになります。

●部屋の湿度管理
目の乾燥を防ぐためには、湿度を50%前後に保つことがおすすめです。エアコンを使用するときは、部屋の温度だけでなく湿度もチェックしましょう。加湿器を使えない場合は、濡れタオルや洗濯物を室内に干すと、湿度を保ちやすくなります。

●エアコンの直風に当たらない
エアコンの直風が当たらないように、風向きを調節しましょう。仕事場など、エアコンの風向きの調整が難しいときは、ついたてや風よけを設置するなどして風の流れを変えてもらうよう相談してみてください。

●目薬を使う
目の潤いを保ちやすくする目薬を使用することでも、目の乾燥はある程度防げます。市販の目薬でもかまいませんが、体質や他の薬との飲み合わせなどが気になる場合は、医療機関で処方してもらうことをおすすめします。

●目を休ませる
パソコンやスマートフォンを使うときは、1時間につき10分間の休憩を挟むなど、こまめに目を休ませましょう。まぶたを閉じて光を遮るだけでも、目を休めることができます。

●目にやさしい栄養を摂る
目の健康を保つためには、以下の栄養が役立つと言われています。

・アントシアニン(ポリフェノールの一種)
・ルテイン(カロテノイドの一種)
・DHA(不飽和脂肪酸の一種)

●定期的に眼科検診を受ける
眼科検診では、視力検査や眼底検査の他にも、目の疲労度や炎症の有無などをチェックしてもらえる場合があります。重度な乾燥や深刻な病気が原因の乾燥であるなど、専門的な治療が必要な場合は、速やかに治療に移ることができます。

冬になると決まって目が乾燥する場合は、上記のセルフケアを取り入れてみてください。セルフケアをしても目の不調が回復しないときは、専門的な治療が必要な場合がありますので、早めに医療機関を受診しましょう。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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