「終の住処」ということばがありますが、みなさまは、最期の時をどこで過ごしたいでしょうか?住み慣れたご自宅で過ごしたいという方もいれば、ある程度の時期がきたら、高齢者施設などの施設で過ごしたいという方もいると思います。最近では、24時間介護付きだったり、多様なレクリエーション設備が完備されていたりなど、様々な特徴の施設がありますが、高齢者施設に入居する際には、「連帯保証人」や「身元引受人」が必要なことをご存知でしょうか?いざ、高齢者施設へ入居する段階になって、連帯保証人・身元引受人を「誰に頼んだらよいのか分からない…」と悩まないように、今のうちから、準備しておきましょう。
高齢者施設入居時に必要な連帯保証人・身元引受人とは?
ある77歳の女性は、3年前に夫を亡くされて以来、ご自宅でひとり暮らしをしていましたが、ご自宅はバリアフリーではないため、日常生活に不便を感じ、高齢者施設へ入居を考えていました。そんな折に、近所に新しい高齢者施設ができたため、思い切って内覧会に行きました。新しい施設は、とても綺麗で、明るく、「ここだったら快適に過ごせそう!」と思いましたが、施設に入居するためには連帯保証人や身元引受人が必要であることを知りました。この女性にはお子さまはおらず、ご親戚とも疎遠のため、連帯保証人や身元引受人をお願いできる人が思いつかず、途方にくれてしまいました。
連帯保証人はなぜ必要?連帯保証人の役割とは?
多くの場合、高齢者施設に入居する際は、通常の賃貸住宅への入居と同様に、連帯保証人が必要とされます。これは、高齢者施設としては、入居者が、何らかの事情により家賃などの施設費用の支払いができなくなった場合に、代わりに支払ってくれる存在を確保しておくためです。つまり、連帯保証人には、金銭債務に関して入居者と連帯して負担するという非常に重い責任が課せられます。
連帯保証人と身元引受人との違いとは?
高齢者施設によっては、連帯保証人と身元引受人とを明確に区別していないところがありますが、区別しているところでは、前述したように連帯保証人の役割は債務の保証であるのに対し、身元引受人の役割は、主に、入居者が亡くなった時に、身柄を引き取り、施設や病院を退去する際の費用の清算や手続き、荷物の引き取りなどを行うこととされています。そのほか、入居者は高齢であることから、認知症などの判断能力の低下や身体の衰えにより、施設での生活に支障が生じた場合や病気の治療や介護の方針などを決める場合に、本人の意思を尊重して対応する役割を求められたりすることもあります。
万一に備えた緊急連絡先の指定
ご高齢の方は、何らかの持病をお持ちのことが多く、その病状が急変したり、また転倒するなどしてケガを負ったりする可能性も、常に抱えています。高齢者施設では、そのような突発的な事態に備えて、24時間365日、連絡ができる緊急連絡先をあらかじめ入居者に決めてもらいます。緊急連絡先となった方は、たとえ夜中であっても、入居者の救急搬送時には医療機関に駆けつけたり、また突然の入院に対しても、速やかに手続きを行うことを求められたりします。
このように、高齢者施設への入居の際には、連帯保証人や身元引受人が必要になってきますが、この連帯保証人や身元引受人は、誰にでもお願いできるものなのでしょうか?
次回は、連帯保証人や身元引受人になるための条件をお伝えします。
日本生命では、身元保証人が見つからない方のために、ご家族やご親族に代わって、生前から死後までをサポートするご契約者向けサービス「GranAge Star(グランエイジ スター)」をご用意しております。
https://www.nissay.co.jp/kaisha/granage_pj/torikumi/granage_star/
※一部、「GranAge Star(グランエイジ スター)」のサービス提供法人である一般社団法人シニア総合サポートセンターに寄せられた声を元に構成しています。
このように、高齢者施設への入居の際には、連帯保証人や身元引受人が必要になってきますが、この連帯保証人や身元引受人は、誰にでもお願いできるものなのでしょうか?
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※一部、「GranAge Star(グランエイジ スター)」のサービス提供法人である一般社団法人シニア総合サポートセンターに寄せられた声を元に構成しています。