【健康コラム】三大疾病のリスク要因と予防対策について

【健康コラム】三大疾病のリスク要因と予防対策について

"人生100年時代"と言われている現代、いつまでも元気にいきいきと過ごしたいと誰もが願うことでしょう。心身ともに健康で過ごすために、日々の生活におけるヒントを見つけて実践してみましょう。

三大疾病とは、日本人の死因の上位を占める3つの疾患のことを指します。三大疾病という言葉自体は一般的になってきているのでご存知の方もいらっしゃると思います。今回は自分自身や家族が三大疾病にならないようにするために、リスク要因と予防対策を改めて見ておきましょう。

三大疾病とは

三大疾病とは、日本人の死因上位3位である「がん・心疾患・脳血管疾患」の3つの病気のことです。

●がん
正常な細胞が、がん細胞に変化し、身体からの命令を無視して増殖し続け、周囲の組織や臓器を破壊し、機能不全などを引き起こす病気です。

●心疾患
全身に血液を送るポンプの働きをしている心臓の病気です。心臓の活動に必要な栄養や酸素を送る血管が、動脈硬化などで詰まって起きる虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)が代表的です。その他には、心臓弁膜症、心筋症、心肥大、不整脈などもあります。

●脳血管疾患(脳卒中)
脳の血管に問題が生じ、脳がダメージを受ける病気です。脳内出血、くも膜下出血、脳梗塞が主なもので、この3つを合わせて「脳卒中」と呼びます。

三大疾病のリスク要因になるものは?

がんの主なリスク要因は喫煙、食品添加物、発がん性物質、ある種のウイルスや細菌、放射線、紫外線などの外部刺激と考えられています。
このうち、自分で避けられるリスク要因としては、喫煙や食品添加物、発がん性物質などが挙げられます。また、放射線や紫外線を完全にシャットアウトするのは難しいですが、紫外線は「日焼け止めを塗る」「帽子やサングラスを着用する」などで対策をすることができます。

心疾患や脳血管疾患はいずれも動脈硬化から起こります。動脈硬化のリスク要因としては高コレステロール、高血圧、喫煙、糖尿病、肥満、運動不足、ストレスなどがあり、いずれも自分でリスクを下げることができます。

三大疾病にならないためにはどうすればいい?

三大疾病の予防のためには、具体的に以下のことに気をつけましょう。

・高カロリー、高コレステロールの食品を避ける
・甘いものの食べすぎ、早食い、暴飲暴食を避ける
・揚げ物を控え、油はなるべく酸化しにくいオリーブオイルや菜種油を使う
・塩分のとりすぎに注意する
・ビタミンCやビタミンE、カロチン、EPAやDHAなどの抗酸化作用がある食材を積極的にとる
・適度な有酸素運動を習慣化する
・ストレス解消の方法をたくさん見つけておき、ストレスをためないようにする

また、喫煙はがんと動脈硬化の両方のリスク因子です。タバコを吸っている人は禁煙しましょう。

三大疾病は死につながる恐ろしい病気ではありますが、自分で避けられるリスク要因もあるため「ある程度の予防」は可能です。食事や運動習慣、ストレス解消など毎日の生活習慣を見直して三大疾病を予防しましょう。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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