健康診断で「糖尿病の疑いがある」と言われたら

健康診断で「糖尿病の疑いがある」と言われたら

糖尿病はかなり進行するまで自覚症状が現れないため、健康診断の血液検査で偶然見つかることがよくあります。この記事では、糖尿病の概要と、糖尿病にならないための食生活のヒントをご紹介します。

糖尿病とは

代表的な糖尿病として、1型糖尿病と2型糖尿病があります。

●1型糖尿病
膵臓のインスリンを分泌するβ細胞が、免疫細胞に攻撃されることによって発症します。β細胞が破壊される原因はまだ判明していません。

●2型糖尿病
膵臓が作り出すインスリンの量や機能が不十分であるために発症します。生活習慣や遺伝的な要因で発症します。

2型糖尿病を招く原因

2型糖尿病を招く原因として、インスリン分泌不全とインスリン抵抗性があります。

●インスリン分泌不全
遺伝により、血糖値を適性値に保つのに十分な量のインスリンを分泌できない、もしくは分泌しにくい状態です。

●インスリン抵抗性
環境要因(食生活の乱れ、運動不足など)から、インスリンが十分に効果を発揮できなくなって血糖値を適性値に保てなくなった状態です。

2型糖尿病にならないための食生活のヒント

糖尿病の疑いを指摘されたら、以下のポイントを参考に食事の量や内容を見直すのがおすすめです。

●食事量を調整する
まず、以下の計算式から自分の身長に対する標準体重を確認します。

計算式:身長(m)×身長(m)×22=標準体重(Kg)

標準体重がわかったら、この数値に生活強度(日常生活でどのくらい負荷がかかっているかを表す数値)を掛けて1日に必要なカロリー量を算出します。たとえばデスクワークや専業主婦(夫)など生活強度がやや低い方の場合、肥満の方で25、やせ型の方で30です。

生活強度が低い方の1日に必要なカロリー量:標準体重×生活強度(25~30)

算出したカロリー量を1日の摂取カロリーの目安にすると、食べすぎや肥満、糖尿病の発症を予防できます。

●食事内容を見直す
食事は主食(ごはんなど炭水化物)、主菜(肉や魚などメインのおかず)、副菜(野菜類や海藻類などのおかず、汁物)をそろえ、バランスよく食べましょう。また、薄味の蒸し物や焼き物、煮物、汁物などを意識して選び、油や加工食肉(ハム、ソーセージなど)は量に気を付けましょう。

●食べ方を見直す
食事の間隔が空いたり、まとめてたくさん食べたりすると、血糖値が急激に上昇しやすくなります。食事は1日3食、できるだけ決まった時間に規則正しく、適量を食べましょう。

糖尿病の「疑い」の段階で食生活を改善すれば、糖尿病の発症を防ぐことができます。自分の健康を守るためにも、普段の食事を見直して血糖値を下げていきましょう。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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