時間帯で違うウォーキングのメリットと注意点

時間帯で違うウォーキングのメリットと注意点

ウォーキングは、生活習慣病予防等におすすめの手軽な有酸素運動です。この記事では、時間帯で違うウォーキングのメリットと注意点について解説します。

時間帯で違うウォーキングのメリット

ウォーキングのメリットは、朝・昼・夜で以下の違いがあります。

●朝のメリット
ウォーキングを行うと交感神経が優位になり、基礎代謝が高くなります。1日の始まりである朝にウォーキングを行うと、その後も基礎代謝が高くなり、脂肪を燃焼しやすい状態で1日を過ごせるようになります。また、血糖値が低い状態では脂肪が優先的にエネルギーとして使われるため、血糖値が低い朝食前は脂肪が燃焼しやすいと言われています。

●昼のメリット
昼は体温が高くなり体を動かしやすくなるため、朝よりも負荷の高いウォーキング(動きの大きさ・速度等)に取り組みやすくなります。昼食後の血糖値上昇を緩やかにする・昼食後のカロリーを消費する等を目的に行う際にもおすすめです。

●夜のメリット
一般的に、夕方から夜の時間帯が1日の中で最も体を動かしやすくなります。ウォーキングの負荷・距離・時間等を増やしたい場合は、時間を作りやすい点も含め夜がおすすめです。また、早朝に比べ血管への負担が少ないというメリットもあります。

時間帯で違うウォーキングの注意点

ウォーキングの注意点には、朝・昼・夜で以下の違いがあります。

●朝の注意点
朝食前は脂肪が燃焼しやすいですが、空腹時の運動は低血糖等に注意が必要です。朝食を摂る前にウォーキングをする際は、必要なエネルギーとなる「軽めの糖質(バナナ等)」を摂ってから行うようにしましょう。また、起床後は水分が不足しているため、水分も補給してください。体がまだ目覚めていない状態のため、ウォーミングアップを念入りに行うことも大切です。

なお、起床直後は血管に負担がかかりやすく、ヒートショック(気温・温度差による急激な血圧の変化で心血管疾患が起こる現象)のリスクが高まります。高齢者の方・血圧が高めの方・肥満等の生活習慣病をお持ちの方は、起床後1時間以内のジョギングを控えましょう。

●昼の注意点
昼のウォーキングに特別な注意点はあまりありませんが、昼食直後に負荷の高いウォーキングを行うと、胃腸に負担がかかるのでおすすめできません。昼食後は軽めのウォーキングに留めましょう。

●夜の注意点
夜にウォーキングをする際は、交通事故等を予防するため、明るい色の衣類・反射材が付いている衣類を着用しましょう。また、睡眠直前にウォーキングをすると、寝付きが悪くなる・睡眠の質が低下する可能性があります。ウォーキングは、就寝前2時間までに終わらせることがおすすめです。

ウォーキングは健康作りに役立つ手軽な運動ではありますが、糖尿病・高血圧・心血管疾患等をお持ちの方は、必ず医療機関に相談してから取り組むようにしてください。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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