継続的に家庭血圧を計測することは、ご自身の健康管理だけでなく、医療機関でも役立ちます。この記事では、高血圧予防に役立つ家庭血圧の基準値・メリット・計測の際の注意点について解説します。
家庭血圧の基準値
家庭血圧とは家庭で測定した血圧のことであり、「高血圧治療ガイドライン 2019」でも家庭血圧を指標とした降圧治療(高血圧の治療のこと)の実施を推奨しています。一般的に、リラックスできる家庭で血圧を測定すると、医療機関で測定した際よりも低めの値が出ると言われています。そのため、家庭血圧の基準値は、医療機関での基準値より少し低めに設定されています。
※高血圧かどうかの診断は医療機関で行います。以下で紹介する基準値はあくまで目安としてお使いください。
●医療機関で測定する際の高血圧の基準値
収縮期血圧(最大値):140mmHg以上
拡張期血圧(最低値):90mmHg以上
●家庭で測定する際の高血圧の基準値
収縮期血圧(最大値):135mmHg以上
拡張期血圧(最低値):85mmHg以上
※高血圧かどうかの診断は医療機関で行います。以下で紹介する基準値はあくまで目安としてお使いください。
●医療機関で測定する際の高血圧の基準値
収縮期血圧(最大値):140mmHg以上
拡張期血圧(最低値):90mmHg以上
●家庭で測定する際の高血圧の基準値
収縮期血圧(最大値):135mmHg以上
拡張期血圧(最低値):85mmHg以上
家庭血圧を測定するメリット
家庭血圧を測定することには、主に以下のメリットがあります。
・毎日同じ条件・安定した状態で測定できるため、より正確で詳細な血圧情報を把握できる
・健康管理を行う際の目安になり、医療機関での診断材料にもなる
・白衣高血圧(医療機関等で血圧測定した際、緊張等により一時的に血圧が上がる状態)や仮面高血圧(普段は高血圧だが、医療機関等で血圧測定した際に正常値が出る状態)等を避けられるため、より正確な診断をしやすくなる
・家庭血圧を記録することで、服薬治療等の治療方針の判断の助けになる
・毎日同じ条件・安定した状態で測定できるため、より正確で詳細な血圧情報を把握できる
・健康管理を行う際の目安になり、医療機関での診断材料にもなる
・白衣高血圧(医療機関等で血圧測定した際、緊張等により一時的に血圧が上がる状態)や仮面高血圧(普段は高血圧だが、医療機関等で血圧測定した際に正常値が出る状態)等を避けられるため、より正確な診断をしやすくなる
・家庭血圧を記録することで、服薬治療等の治療方針の判断の助けになる
家庭血圧を測定する際の注意点
家庭血圧を測定する際は、以下の点に注意しましょう。
・基本的に、朝と夜の2回測定する
・1分から2分程度安静にした後に計測する
・計測する時間帯をできるだけ揃える
・トイレを済ませた後に測定する
・服薬前・食事前・運動前に測定する
・入浴・飲酒をした場合は、1時間以上経過してから測定する
・寒過ぎる環境・暑過ぎる環境・イライラした状態・緊張した状態・尿意や便意がある状態等では測定しない
高血圧を予防・改善するためには、継続的な家庭血圧の測定と併せて生活習慣・運動習慣・食生活を見直すことがおすすめです。目標の数値や適切な運動量・食事内容については個人差があるため、医療機関に相談しながら、ご自身の健康状態に合わせた対策を取るようにしてください。
・基本的に、朝と夜の2回測定する
・1分から2分程度安静にした後に計測する
・計測する時間帯をできるだけ揃える
・トイレを済ませた後に測定する
・服薬前・食事前・運動前に測定する
・入浴・飲酒をした場合は、1時間以上経過してから測定する
・寒過ぎる環境・暑過ぎる環境・イライラした状態・緊張した状態・尿意や便意がある状態等では測定しない
高血圧を予防・改善するためには、継続的な家庭血圧の測定と併せて生活習慣・運動習慣・食生活を見直すことがおすすめです。目標の数値や適切な運動量・食事内容については個人差があるため、医療機関に相談しながら、ご自身の健康状態に合わせた対策を取るようにしてください。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ