ヒートショックとは、急激な温度差・寒暖差による身体的なショック症状のことです。血圧・脈拍が急激に変動し、心臓・血管に負担がかかることで、めまい・失神・動悸等の症状が現れ、心筋梗塞・脳卒中(脳梗塞・くも膜下出血・脳出血等)等を引き起こす可能性があります。この記事では、ご家族がヒートショックになった際の対処法と予防対策について解説します。
ご家族がヒートショックになった際の対処法
軽いめまい・立ちくらみ等の軽度な症状であれば、症状が治まるまで安静にさせ、回復を待ちましょう。ただし、以下の症状が現れている際は、重度のヒートショックが起こっている可能性があります。すぐに救急車を要請してください。
・頭痛
・激しい嘔吐
・激しいめまい
・立つ・座るが上手くできない
・胸の痛み
・呼吸困難
・眠り込む
・受け答えがちぐはぐである 等
嘔吐している際は、応急処置として嘔吐物を取り除き、嘔吐物が詰まらないように横向きに寝かせて気道を確保しましょう。入浴している状態であれば、沈まないよう湯船から出してください。心停止している・呼吸がない状態の際は、救急車を待つ間に心肺蘇生などの救急処置が必要となる可能性があります。
・頭痛
・激しい嘔吐
・激しいめまい
・立つ・座るが上手くできない
・胸の痛み
・呼吸困難
・眠り込む
・受け答えがちぐはぐである 等
嘔吐している際は、応急処置として嘔吐物を取り除き、嘔吐物が詰まらないように横向きに寝かせて気道を確保しましょう。入浴している状態であれば、沈まないよう湯船から出してください。心停止している・呼吸がない状態の際は、救急車を待つ間に心肺蘇生などの救急処置が必要となる可能性があります。
ヒートショックの予防対策
ヒートショックの主な原因は、急激な温度差・寒暖差です。ヒートショックのリスクが特に高いのは入浴時であり、入浴中は浴槽で溺れる・転倒する等の危険もあります。入浴時は、以下の対策を取ることをおすすめします。
・暖房器具で脱衣場を暖めておく
・入浴の5分前から浴槽のフタを開け、蒸気で浴室の温度を上げる
・浴槽にお湯を張る際、シャワーを使用する
・お湯の温度を41℃以下に設定する
・長湯を控える
・飲酒後の入浴を控える
・食後1時間以内の入浴を控える
・ヒートショックのリスクが高い方(ご高齢の方・生活習慣病の方・心疾患や不整脈がある方等)は、一番風呂を控える 等
なお、ヒートショックは起床時にもリスクが高くなるため、以下の対策を取ることをおすすめします。
・寝床から手の届く場所に羽織れる物を用意する
・布団の中で伸び・指の曲げ伸ばし等を行い、体を温めてから起きる
・ゴミ出し等、少しの時間外出する際も薄着のまま外出しない(特に首周りを温かくする)
・暖房式便座にする・パイル地の便座カバーやパイル地のスリッパを使用する・小型の暖房器具を置く等し、トイレの温度差・寒暖差対策を行う
・部屋を暖めてから着替える 等
ヒートショックは寒い時期だけでなく、一年中起こる可能性があります。温度差・寒暖差の対策は常に気を付けるようにしてください。また、ご高齢の方はヒートショックのリスクが高く、おひとりでの予防対策が難しくなる傾向にあります。できる限り、ご家族がサポートすることをおすすめします。
・暖房器具で脱衣場を暖めておく
・入浴の5分前から浴槽のフタを開け、蒸気で浴室の温度を上げる
・浴槽にお湯を張る際、シャワーを使用する
・お湯の温度を41℃以下に設定する
・長湯を控える
・飲酒後の入浴を控える
・食後1時間以内の入浴を控える
・ヒートショックのリスクが高い方(ご高齢の方・生活習慣病の方・心疾患や不整脈がある方等)は、一番風呂を控える 等
なお、ヒートショックは起床時にもリスクが高くなるため、以下の対策を取ることをおすすめします。
・寝床から手の届く場所に羽織れる物を用意する
・布団の中で伸び・指の曲げ伸ばし等を行い、体を温めてから起きる
・ゴミ出し等、少しの時間外出する際も薄着のまま外出しない(特に首周りを温かくする)
・暖房式便座にする・パイル地の便座カバーやパイル地のスリッパを使用する・小型の暖房器具を置く等し、トイレの温度差・寒暖差対策を行う
・部屋を暖めてから着替える 等
ヒートショックは寒い時期だけでなく、一年中起こる可能性があります。温度差・寒暖差の対策は常に気を付けるようにしてください。また、ご高齢の方はヒートショックのリスクが高く、おひとりでの予防対策が難しくなる傾向にあります。できる限り、ご家族がサポートすることをおすすめします。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ