【仕事と介護の両立支援】 リハビリ病院から退院し在宅生活へ!

【仕事と介護の両立支援】 リハビリ病院から退院し在宅生活へ!

この記事では、リハビリテーション専門病院退院後の在宅生活について解説します。

リハビリ病院から退院し在宅生活へ!

脳梗塞などを発症すると、その後の経過は急性期、回復期、生活期(維持期)に分けられ、それぞれの時期に適したリハビリを行うこととなります。
通常、回復期にはリハビリテーション専門病院に入院してしっかりとリハビリを行います。
そして、退院後については、高齢者の場合、要介護認定を申請してホームヘルプサービスや住宅改修などの各種サービスと共に、通所・訪問サービスでリハビリを受けることが一般的です。
Tさん(40代)の母親(70代)も脳梗塞を発症し、急性期の病院を経て、リハビリ病院に転院。
3カ月が経過した頃、自宅近くの地域包括支援センターに相談に行き、 要介護認定を申請。申請から1カ月少々で、「要介護3」と認定されました。ケアマネジャーを決め、介護保険サービスを利用して住宅改修。母親が動きやすいように段差を撤去し、玄関と水まわりには手すりを設置しました。
ここまでの段取りを本人の入院中に済ませておけると、退院後の生活がスムーズです。
いよいよ退院日が決まると、病院の医師やリハビリスタッフと、地域側のケアマネジャーらが集まってケアカンファレンスが開かれます。「今後の介護と医療連携について話し合われました。母と私も参加したので、不安は随分軽減しました。すでに段差撤去、手すりの設置工事が終わっている点も安心でした」とTさんは安堵の表情を浮かべます。
退院後の生活には不安がつきものですが、分からないことは積極的に専門家に聞きましょう。
病院での不明点は医療ソーシャルワーカーに、在宅側での不明点は地域包括支援センターやケアマネジャーに。両者が連携してサポートしてくれるはずです。
提供元:介護・暮らしジャーナリスト 太田差惠子

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