活性酸素の役割と増え過ぎ予防に役立つ食生活

活性酸素の役割と増え過ぎ予防に役立つ食生活

「活性酸素は体に悪い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、「体に必要な物質」であることをご存知でしょうか。この記事では、活性酸素の役割と活性酸素の増え過ぎ予防に役立つ食生活について解説します。

活性酸素の役割

活性酸素は、大気中に存在する酸素に比べ殺菌力が高く、細胞を酸化させる力も強いです。活性酸素は体内で細菌・ウイルス等と結びつき、酸化させることで撃退し、体を守っています。しかし、活性酸素が増え過ぎると、正常な細胞・遺伝子を酸化させることで老化を促進し、動脈硬化・脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病・アルツハイマー型認知症・脳血管性認知症・がん・胃潰瘍・肺炎・関節リウマチ・白内障・未熟児網膜症等の疾患のリスクを高める可能性もあります。

このように、活性酸素は「老化・疾患に関わる物質」ではありますが、免疫機能の一部として体を守る役割を持ち、細胞間のシグナル伝達や排卵・受精・細胞の分化等を活性化させる役割も持つ「体に必要な物質」でもあります。

活性酸素の増え過ぎ予防に役立つ食生活

活性酸素の増え過ぎを予防することで、活性酸素が引き起こす老化・疾患をある程度予防できる可能性があります。活性酸素の増え過ぎを予防するためには、以下の抗酸化成分を含む食品を積極的に摂ることをおすすめします。抗酸化成分は主に野菜類・果物類等に含まれますが、特定の食品を1回の食事でたくさん摂るのではなく、毎日の食事にバランス良く取り入れ、継続して摂るようにしてください。

・ビタミンC:いちご・レモン・キウイ・ブロッコリー 等
・ビタミンE:大豆・ナッツ類・うなぎ 等
・ポリフェノール:りんご・ブルーベリー・ココア 等
・カテキン:緑茶・紅茶・烏龍茶・大豆・小豆 等
・βカロチン:緑黄色野菜(かぼちゃ・にんじん等) 等
・リコピン:トマト・すいか 等
・フラボノイド:豆類・たまねぎ・しそ・緑茶 等
・セサミノール:ごま 等
・硫黄化合物(アリシン・イソチオシアネート・スルフォラファン 等):にんにく・たまねぎ・キャベツ・ブロッコリー 等
・アスタキサンチン:えび・かに・鮭 等

なお、活性酸素の増え過ぎを予防するためには、以下の生活習慣にも気をつけるようにしてください。

・禁煙・減煙する
・飲酒量を控える
・ウォーキング等、適度な有酸素運動を習慣化する
・こまめにストレスを解消する
・紫外線を浴び過ぎないよう紫外線対策をする


活性酸素が増え過ぎることは良くありませんが、減り過ぎることも良くありません。栄養バランスの整った食生活と規則正しく健康的な生活を送ることを心がけ、体調不良・栄養等に関する不安がある際は、悩みを抱え込むのではなく、まずはかかりつけの医療機関に相談することをおすすめします。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

生23-821,商品開発G

関連記事

  • 直腸がんの症状と予防対策

    直腸がんの症状と予防対策

    直腸は大腸の一部であり、15cmから20cm程度の長さがあります。上部から直腸S状部・上部直腸・下部直腸に分けられ、上部でS状結腸からつながり下部で肛門へとつながります。この記事では、直腸がんの症状と予防対策について解説します。

  • 大動脈瘤(りゅう)の種類と検査・治療

    大動脈瘤(りゅう)の種類と検査・治療

    大動脈瘤(りゅう)とは、動脈硬化・高血圧等の影響で大動脈(腹部から胸部にかけて走行する人体の中で最も太い血管)に瘤(こぶ)状の膨らみができる疾患です。大動脈瘤は種類により、症状・治療方法等が変わってくる場合があります。この記事では、大動脈瘤の種類と検査・治療について解説します。

  • レビー小体認知症の検査・治療について

    レビー小体認知症の検査・治療について

    レビー小体型認知症は、レビー小体という特殊なたんぱく質により脳の神経細胞が破壊されることで発症すると言われています。この記事では、レビー小体型認知症の検査・治療について解説します。