中性脂肪値とアルコール摂取量の関係性について

中性脂肪値とアルコール摂取量の関係性について

中性脂肪は大切なエネルギー源ではありますが、体内に過剰に蓄積され中性脂肪値が高くなると、生活習慣病等のリスクが高まります。中性脂肪値には、食生活・運動習慣・喫煙等と共に「アルコール摂取量」が関係していると言われています。この記事では、中性脂肪値とアルコール摂取量の関係性について解説します。

中性脂肪の役割

食事等で摂取した糖質・脂質は、小腸から吸収されます。これらが消費されず「余った状態」になると、肝臓・皮下・血中等に中性脂肪として貯蔵されます。本来、生命の維持や脳・体の活動のエネルギー源には主にブドウ糖が使われますが、一時的な飢餓・栄養不良等に陥った際には、中性脂肪もエネルギー源となります。中性脂肪は、食事・栄養を安定して摂取できなかった際等に備え、備蓄する「予備エネルギー」としての役割も担っています。

中性脂肪値とアルコール摂取量の関係性

中性脂肪値は、アルコール摂取によって高くなるという性質があります。これは、肝臓でアルコールを分解する際、中性脂肪の合成を促す作用が起こるためと考えられています。ただし、中性脂肪値とアルコール摂取量に関係があるとはいえ、休肝日を設ければ中性脂肪値が下がるとは限りません。例えば、週1日全く飲酒をしない休肝日を設けた場合、休肝日の中性脂肪値が一時的に下がるかもしれませんが、飲酒する日に過剰に飲酒をすれば、中性脂肪値は高くなる可能性があります。中性脂肪値を適切に管理するためには、休肝日を設けるだけでなく、飲酒する日のアルコール摂取量にも注意しましょう。また、中性脂肪値には、食事・間食等から摂取する糖質・脂質・総カロリー量も影響します。飲酒する際はおつまみの量・内容にも注意し、毎日の食生活の内容にも気を配るようにしてください。

一般的に、通常のアルコール代謝機能を有する日本人においては「純アルコールで1日平均約20g程度の飲酒量」が「節度ある適度な飲酒」として推奨されています。アルコール度数5%のビールでは、中瓶1本が「純アルコールで約20g」の目安になります。ただし、アルコール代謝機能には個人差があり、年齢・体質・疾患の有無等によっても、適切な飲酒量は変わってきます。必要に応じて医療機関に相談しながら、ご自身に適した飲酒量を管理できるようにしてください。


中性脂肪値を下げるためにはある程度の期間が必要であり、アルコール摂取量についても長期間に渡る管理が必要になる可能性があります。アルコールの過剰摂取はその他の健康リスクを高める原因にもなるため、周囲に協力を仰ぐ等して気長に取り組める環境を作ることをおすすめします。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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