この記事では、介護保険サービスを利用し住み慣れた家で訪問リハビリを受ける生活について解説します。
介護保険サービスを利用し住み慣れた家で暮らす
高齢者が介護を必要とする原因で「認知症」に次いで多いのが「脳血管疾患(脳卒中)」です。
急性期治療の進歩により死亡率は減少していますが、手足の麻痺をはじめ、さまざまな後遺症を残すケースが珍しくありません。
Tさん(40代)の母親(70代)は脳梗塞を発症し、入院を経てTさん宅から車で30分ほどの自宅に戻ってきました。 要介護認定は「要介護3」です。
退院当初、自分で歩けず車いすを使用。トイレ介助が必要で、自宅での入浴は困難な状況でした。
このままでは寝たきりになってしまうため、主治医、ケアマネジャーと相談し、週に2回「訪問リハビリ」を受けることに。
理学療法士などが自宅を訪問しリハビリを行ってくれるものです。同時に「訪問入浴サービス」も利用。看護師1名を含めた3名のスタッフが自宅に来て、専用の浴槽を使って入浴をサポートしてくれます。
退院後4カ月目には何とかつたい歩きで少しなら家の中を歩けるようになり、デイケアに 通うことに。
クリニックなどに併設のセンターへ送迎付きで通って、専門的なリハビリを受けます。入浴サポートもあるので訪問入浴の利用は休止したそうです。
「想像していた以上に多岐に渡るサービスがあり驚きました。ホームヘルパーにも来てもらっており、なんとか母は1人暮らしを継続しています。少しずつ、母の気力が戻ってきたようで嬉しいです」とTさんはにっこり。
分からないことはケアマネジャーなどの 専門家としっかり相談!社会資源を使いながら、子の生活を大切にしつつ親の自立した暮らしを応援したいものです。
急性期治療の進歩により死亡率は減少していますが、手足の麻痺をはじめ、さまざまな後遺症を残すケースが珍しくありません。
Tさん(40代)の母親(70代)は脳梗塞を発症し、入院を経てTさん宅から車で30分ほどの自宅に戻ってきました。 要介護認定は「要介護3」です。
退院当初、自分で歩けず車いすを使用。トイレ介助が必要で、自宅での入浴は困難な状況でした。
このままでは寝たきりになってしまうため、主治医、ケアマネジャーと相談し、週に2回「訪問リハビリ」を受けることに。
理学療法士などが自宅を訪問しリハビリを行ってくれるものです。同時に「訪問入浴サービス」も利用。看護師1名を含めた3名のスタッフが自宅に来て、専用の浴槽を使って入浴をサポートしてくれます。
退院後4カ月目には何とかつたい歩きで少しなら家の中を歩けるようになり、デイケアに 通うことに。
クリニックなどに併設のセンターへ送迎付きで通って、専門的なリハビリを受けます。入浴サポートもあるので訪問入浴の利用は休止したそうです。
「想像していた以上に多岐に渡るサービスがあり驚きました。ホームヘルパーにも来てもらっており、なんとか母は1人暮らしを継続しています。少しずつ、母の気力が戻ってきたようで嬉しいです」とTさんはにっこり。
分からないことはケアマネジャーなどの 専門家としっかり相談!社会資源を使いながら、子の生活を大切にしつつ親の自立した暮らしを応援したいものです。
◆介護保険で利用できるリハビリテーション◆
〇訪問リハビリテーション
自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが利用者宅を訪問。心身機能の維持回復や日常生活の自立に向けたリハビリテーションを行います。
〇通所リハビリテーション(デイケア)
利用者が通所リハビリテーションの施設(老人保健施設、病院、診療所 など)に送迎付きで通所。
食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで行います。
〇訪問リハビリテーション
自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが利用者宅を訪問。心身機能の維持回復や日常生活の自立に向けたリハビリテーションを行います。
〇通所リハビリテーション(デイケア)
利用者が通所リハビリテーションの施設(老人保健施設、病院、診療所 など)に送迎付きで通所。
食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスなどを日帰りで行います。
提供元:介護・暮らしジャーナリスト 太田差惠子