糖尿病による血管障がいのリスクと予防に役立つ食生活

糖尿病による血管障がいのリスクと予防に役立つ食生活

糖尿病で血糖値が高い状態が続くと、血管障がい(血管が詰まる・傷付く・破裂する等が起こった状態)のリスクが高まります。血管障がいは、糖尿病の合併症の主な原因のひとつです。この記事では、糖尿病による血管障がいのリスクと予防に役立つ食生活について解説します。

糖尿病による血管障がいのリスク

糖尿病の方は、血糖値が正常よりも高い状態になっています。血糖値が高い状態になると、血液の粘度が上昇することで血流が悪くなり、血管が詰まりやすくなると言われています。この状態は、血管障がいが起こりやすい状態です。糖尿病の方に血管障がいが起こると、以下の合併症のリスクが高まります。また、糖尿病による血管障がいは、脳梗塞・心筋梗塞等を引き起こす可能性もあります。

・糖尿病網膜症:網膜(もうまく)に繋がる血管が障がいされ、目のかすみ・視力低下・失明等が起こる
・糖尿病性腎症:腎臓内の血管が障がいされ、腎機能低下や腎不全に陥る
・糖尿病性神経症:血管が詰まることで神経が障がいされ、手足のしびれ・痛み・ほてり等が起こる

予防に役立つ食生活

糖尿病による血管障がいを予防するには、血糖値を適切に管理することが大切です。三大栄養素である炭水化物・たんぱく質・脂質(脂肪・油)の中で血糖値に大きく影響するのは炭水化物のため、炭水化物の摂取量をある程度制限する必要があります。しかし、炭水化物の摂取量を極端に減らすような制限は長く続きませんし、体に負担がかかるためおすすめできません。

炭水化物はご飯・パン・麺類等の主食や砂糖等に含まれ、エネルギーになる糖質と消化・吸収されずエネルギーにならない食物繊維に大きく分けられます。血糖値の上昇を抑えるには、糖質の割合が低く食物繊維の割合が高い食品を摂るようにすることがおすすめです。白米よりも玄米、白いパンよりもライ麦パン、精製穀物よりも全粒粉穀物というように、「茶色い炭水化物」を選ぶようにしましょう。

また、以下の食品は血液粘度の上昇の抑制に役立つと言われていますが、以下の食品だけを摂取するような偏った食生活はおすすめできません。肉よりも魚中心の食生活を心がけ、野菜類・海藻類をたくさん食べることを心がけましょう。なお、既に食事指導を受けている方は、自己判断で食事内容を変更しないでください。

・緑茶・ウーロン茶
・青魚(いわし・さば・あじ・さんま等)
・海藻
・納豆
・酢
・きのこ類
・野菜類
・ねぎ類
・にんにく


血糖値を管理するためには、食生活だけでなく運動習慣も見直す必要があります。医療機関と相談の上、ご自身の状態に適した食事内容・運動内容に調整しながら、継続していくことが大切です。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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