残暑バテ・秋バテの特徴と予防対策

残暑バテ・秋バテの特徴と予防対策

残暑・初秋の時期に現れる疲労感・食欲不振等の症状を、残暑バテ・秋バテと呼ぶことがあります。この記事では、残暑バテ・秋バテの特徴と予防対策について解説します。

残暑バテ・秋バテの特徴

暑さが主な原因になる夏バテに対し、残暑バテ・秋バテは暑さに加え「残暑・初秋特有の気温・気候の変化に対応しきれないこと」が主な原因になると言われています。残暑バテ・秋バテになると、主に以下の症状・変化が現れます。

・食欲がない
・胃がもたれる・胃腸の調子が悪い
・便秘気味・下痢気味になる
・疲労感がある・疲れやすい
・顔色が悪くなる
・肩こり・頭痛・倦怠感がある
・寝つきが悪い・眠りが浅い・よく眠れない等、睡眠に関係する悩みが増える
・無気力になり、何事に対してもあまり意欲がわかなくなる 等

残暑バテ・秋バテは暑さだけが原因ではないため、回復に時間がかかりやすいと言われています。夏バテ同様、残暑バテ・秋バテも正式な医学的診断名ではありませんが、長期化すると本格的な体調不良を引き起こす可能性があります。

残暑バテ・秋バテの予防対策

食生活・睡眠・入浴・運動等を見直すことで自律神経が整いやすくなり、残暑バテ・秋バテを予防できる可能性があります。

●食生活
1日3食を規則正しく摂り、たんぱく質・ビタミン類・ミネラル類を意識して摂るようにしましょう。たんぱく質が豊富な肉類・魚類・大豆製品・乳製品等を毎食1品献立に取り入れるようにし、ビタミン類・ミネラル類等が豊富な緑黄色野菜等も積極的に摂るようにしてください。

●睡眠
1日6時間から7時間の睡眠時間を確保し、早寝早起きを心がけることをおすすめします。体内時計をリセットするため、起床後に日光を数分浴びるようにしてください(窓越しからの日光で構いません)。

●入浴
適切に入浴すると自律神経のバランスが整いやすくなり、睡眠の質も向上しやすくなると言われています。ただし、熱すぎるお風呂・長風呂・夜遅くの入浴等はおすすめできません。寝る2時間前までを目安に、38℃から40℃のぬるめのお湯に、10分から30分程度ゆっくり浸かるようにしましょう。

●運動
運動で筋肉を動かすことは血行促進につながり、適度な運動で軽い疲労感を得ることは質の高い睡眠を得ることに役立ちます。激しい運動は疲労や自律神経の乱れの原因になるため、ウォーキング・ジョギング等「汗ばむ程度の有酸素運動」を習慣化することをおすすめします。運動に慣れていない方は、ラジオ体操や散歩等でも構いません。


残暑バテ・秋バテの予防には、室温を適切に管理することも大切です。28℃程度の室温を保てるよう、エアコンの温度設定等を見直しましょう。なお、室温の下げ過ぎ等で屋内外の気温差が大きくなることも残暑バテ・秋バテの原因になるため、室温の下げ過ぎ等には注意してください。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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