【仕事と介護の両立支援】 コロナ禍で帰省が難しくてもやれること! - 100年人生レシピ|認知症を考えるみんなのためのメディア

【仕事と介護の両立支援】 コロナ禍で帰省が難しくてもやれること!

新型コロナの影響により、以前よりも、離れて暮らす高齢の親に会いに行きにくくなっています。この記事では、離れていてもできることについて解説します。

コロナ禍で帰省が難しくてもやれること!

新型コロナの影響により、以前よりも、離れて暮らす高齢の親に会いに行きにくくなっています。「電話で話すと元気がない」と不安になることがあるかもしれません。
Kさん(50代)の母親(80代)は地方の実家で一人暮らししています。以前は、公民館で行われる高齢者の集まりに参加していましたが、コロナが流行してからは外出を控えているようです。電話をすると、「ずっと家にいるからか、身体の具合が良くない」と弱弱しい声。かといって、Kさんが「一度、帰省するよ」と言っても、「帰ってこなくていい」と頑ななのだとか。
それなら、まずは、離れていてもできることを考えてみませんか。
例えば、介護保険の申請を検討するなら、実家の住所地を管轄する地域包括支援センター(役所に聞けば教えてくれます)に電話をして相談してみましょう。お願いすれば、親の自宅に行き様子を確認のうえ、申請手続きを代行してくれます。介護保険を使うほどではない場合は、自治体のサービスを使えるように一緒に考えてくれると思います。
また、シニア向けのスマホを利用している親なら、LINEなどでビデオチャットにトライするのも一案です。80代の親に電話で使い方を教えて成功したという人もいます。「顔が見えると安心」という声は多いので、もし帰省するタイミングがあれば、導入してみてもよいでしょう。オンライン通信が難しい場合、緊急通報できるシステムや、センサーで親の生活を見守る「みまもりサービス」(民間サービス)などを導入することも、安心感を高める一助となる可能性があります。
◆離れて暮らす親に勧めよう!◆
 ○人混みを避けて、1人や限られた人数で散歩する
 ○家の中や庭などでできる運動(ラジオ体操、自治体のオリジナル体操、スクワットなど)を行う
 ○家事(庭いじりや片付け、立位を保持した調理など)や農作業などで身体を動かす
 ○座っている時間を減らし、足踏みをするなど身体を動かす
提供元:介護・暮らしジャーナリスト 太田差惠子

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