【仕事と介護の両立支援】様々な介護サービスをトコトン活用しましょう! - 100年人生レシピ|認知症を考えるみんなのためのメディア

【仕事と介護の両立支援】様々な介護サービスをトコトン活用しましょう!

親が介護を要するようになったら、家族だけで何とかしようとせず、できるだけサービスを使いたいものです。この記事では、介護サービスの種類について解説します。

サービスを入れて"孤立"を防ぐ!

親が介護を要するようになったら、家族だけで何とかしようとせず、できるだけサービスを使いたいものです。それこそが、仕事と介護を両立するコツです。
会社員のOさんも、隣町でひとり暮らしをする父親に介護が必要になった際、「トコトン、サービスを使おうと決めました」と言います。
「月水金はデイサービス、火木はヘルパーに来てもらうようにしました」。
ホームヘルパーの滞在時間は1時間弱とわずかですが、毎日、誰かと顔を合わせ、話しをすることで、父親が孤立するのを防ぎ、生活にメリハリを持たせることができると言います。
土曜日は、食事の宅配サービスを入れ、日曜日は、家族の誰かが実家を訪問しています。

介護保険なら原則1割負担

Oさんの父親が使うサービスは、食事の宅配を除き、公的介護保険のサービスです。公的介護保険は介護を社会全体で支えることを目的とした社会保険のひとつで、40歳以上の全ての国民が加入し保険料を支払っています。
支援や介護が必要だと認められれば、要介護度ごとに決められた支給限度額の範囲でサービスを利用できます。利用料は原則1割負担です(一定以上所得者の場合は2割または3割負担)。Oさんの父親も1割負担なので、 月~金曜日毎日サービスを利用しても、月々の自己負担は1万5000円ほどだとか。
食事の宅配サービスは、介護保険にはないため、自治体が実施しているサービスを利用。自治体の補助があり、1食400円(自治体によって内容や費用は異なる)。「風呂場とトイレには、公的介護保険で手すりもつけてもらいました」とOさんはにっこり。
公的介護保険や自治体のサービスを使いたい場合は、親本人と話し合い、その上で、担当の地域包括支援センターの職員やケアマネジャーに、ざっくばらんに困っていることや、要望を伝えましょう。
地域によっては、ボランティアによるサービスや民間サービスも充実しています。実際に介護をしている方の 口コミ情報が役立つケースもあります。

公的介護保険以外にも利用可能な介護サービスがあります。

・公的介護保険サービス
・自治体独自のサービス
・NPO・ボランティアによるサービス
・民間事業者の提供サービス
親の暮らす自治体の担当窓口、地域包括支援センター、地元の社会福祉協議会、各事業者、インターネット、口コミなどで情報を入手しましょう。
提供元:介護・暮らしジャーナリスト 太田差惠子

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