【仕事と介護の両立支援】 ケアマネジャーとの上手な付き合い方 - 100年人生レシピ|認知症を考えるみんなのためのメディア

【仕事と介護の両立支援】 ケアマネジャーとの上手な付き合い方

この記事では家族で親の介護を行う際の心強い味方となるケアマネジャーについて解説します。

ケアマネジャーとの上手な付き合い方

親の介護を家族だけで行うのは大変! 仕事との両立が難しくなったり、介護の負担から身体を壊したりしかねません。とはいえ、どのサービスをどれくらい使えばよいのか…… 素人では判断するのは難しいと言えます。
そんなときに心強い味方となるのがケアマネジャーです。ひと言でいうなら、介護保険サービスのプロ。「要介護1」以上と認定されたら無料で依頼できます。要介護の親の状況に合わせて、いつ、どれだけサービスを利用するかという「介護サービス計画(ケアプラン)」を作成してくれます。その後も、月に1回は要介護者宅を訪問し、各サービス事業者との連絡調整、事務管理を行います。
Hさん(48歳)の母親(80代)は、遠方の実家でひとり暮らし。1年ほど前に、初めて介護保険の 申請をしたところ「要介護1」の認定でした。近所で暮らす叔母が利用しているケアマネジャーに連絡したところ、引き受けてくれることに。「母親の話にじっくり耳を傾け、色々とサービスのことを提案してくれます」とHさん。仕事が忙しくて、なかなか帰省できませんが、心配なことがあると、メールでケアマネジャーに相談。「帰省する前にも連絡を入れます。訪問日を調整してくれるので、毎回とはいきませんが、これまで直接2回会って話しています」
数カ月ごとにでも顔を合わせると日頃のコミュニケーションがスムーズになります。困っていることや悩みは、率直に話しましょう。
ただし、なかには相性が悪く話しにくいケアマネジャーに当たることも…… そんなときは、思い悩んでいないで、遠慮せず別のケアマネジャーに変更を。

ケアマネジャーとは・・・

「いつ、どこで、どんなサービスを、どの事業所から、どれくらいの時間受けるか?」を考え、利用者とサービスを提供する事業者の間をコーディネートし、更に利用料の管理を行ってくれる人です。

◆ケアマネジャーの主な仕事◆
 ○介護サービス計画(ケアプラン)を作成
 ○居宅サービス事業者や施設などとの連絡調整
 ○介護保険の給付管理事務
提供元:介護・暮らしジャーナリスト 太田差惠子

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