ビタミンCの作用と摂り方のポイント - 100年人生レシピ|認知症を考えるみんなのためのメディア

ビタミンCの作用と摂り方のポイント

ビタミンCは健康作り・美容対策等に役立ちますが、ビタミンCを効率良く摂るためには注意点があります。この記事では、ビタミンCの作用と摂り方のポイントについて解説します。

ビタミンCの作用

ビタミンCは水溶性ビタミンであり、新鮮な果物・野菜等が不足していた時代に流行した壊血病(血管が弱くなり出血を引き起こす疾患。疲労・脱力感・貧血・イライラする・顔色が悪くなる・皮膚や粘膜から出血する・感染症にかかりやすくなる等の症状が現れる)を予防する成分として発見されました。ビタミンCには、風邪等の感染症やストレス等への抵抗力を高める・歯や毛細血管等の健康を維持する・メラニン色素の生成を抑制し日焼けを予防する等の作用があります。また、ビタミンCは、皮膚・腱・軟骨等を構成するたんぱく質「コラーゲン」を生成する際にも使われます。なお、多くの哺乳動物はビタミンCを体内で合成することができますが、人間はビタミンCの合成に必要な酵素がないため、食品等からビタミンCを摂取する必要があります。

ビタミンCの摂り方のポイント

一般的に、1日のビタミンCの摂取推奨量は15歳以上の男女で100mg、妊娠している女性で110mg、授乳中の女性で145mgと言われています。ビタミンCが不足すると、風邪等にかかりやすくなる・傷や疲労の回復が遅くなる等の症状が現れる可能性があります。

ビタミンCは以下で挙げる野菜・果物・いも類等に含まれ、野菜ジュース・サプリメント等から摂取した場合は排泄までの時間が短くなる可能性があると言われています。ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱い性質があるため、効率良く摂るためには、新鮮な野菜・果物のサラダ等で摂ることをおすすめします。なお、ビタミンCは水溶性のため、水にさらし過ぎたり、洗い過ぎたり、茹で過ぎたりすると失われやすいです。調理や下処理をする際は気を付けてください。

・ピーマン・パプリカ
・ブロッコリー
・キャベツ・芽キャベツ
・菜の花
・ケール
・モロヘイヤ
・かぼちゃ
・キウイフルーツ
・アセロラ
・いちご
・グレープフルーツ
・バナナ
・柿
・レモン・ゆず・すだち
・じゃがいも
・さつまいも 等


ビタミンCを一度に大量に摂取しても健康が増進されるわけではありません。毎日適量を継続して摂るようにしてください。また、ビタミンCの余剰分は尿と共に排出されるため、食品から摂取する限りは過剰になることはないと言われていますが、サプリメント等を大量に摂取した際には過剰になる可能性があります。サプリメント等の用量・用法は、必ず守りましょう。
提供元:株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ

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