突然親の介護が必要になることがあります。この記事では、親が脳梗塞で倒れた場合の経過について解説します。
親が脳梗塞で倒れた!
65歳以上の高齢者が介護を必要とするようになる原因は… 男性は「脳血管疾患」が24.5%、女性は「認知症」が19.9%とそれぞれトップ(注)となっています。
Mさん(45歳)の父親(70代)も脳梗塞で倒れました。Mさんが実家を訪れ、夕食の用意をしているときに突然不調を訴えたのです。右手、右足にシビレが生じ、言葉が「あ~っ、う~っ」としか出なくなりました。直ちに救急車を呼び、病院に搬送。幸い、搬送が早かったので、命を救うことができました。「脳梗塞が多いことは知っていましたが、まさかうちの父がそれで倒れるとは想像もしていませんでした」とMさんは当時を振り返ります。
最初に救急車で運びこまれるのは「急性期」を専門とする病院です。命を救うための治療をした上で発症から48時間以内にリハビリを開始。更に、発症後2週間から1カ月程経過し病状が安定したところで、リハビリを行うための「リハビリテーション病院」に転院します。在宅復帰を目指して、毎日専門的なリハビリを受けることになります。リハビリ病院に居られる期間は疾患によって日数が決められており、Mさんの父親の場合は150日だったそうです。
突然の大病で親が倒れ、長期入院することになると、家族はうろたえます。入院中の世話や手続きだけでなく、在宅復帰後に介護サービスを使えるように介護保険の申請も必要となります。
「何日か仕事を休ませてもらいましたが、職場の理解もあり退職は考えませんでした」とMさん。最初は分からないことばかりで混乱しますが、医療のことも介護のこともそれぞれの専門家に相談しながら1つずつ問題をクリアしていきたいものです。
(注) 内閣府 令和4年版高齢社会白書より
Mさん(45歳)の父親(70代)も脳梗塞で倒れました。Mさんが実家を訪れ、夕食の用意をしているときに突然不調を訴えたのです。右手、右足にシビレが生じ、言葉が「あ~っ、う~っ」としか出なくなりました。直ちに救急車を呼び、病院に搬送。幸い、搬送が早かったので、命を救うことができました。「脳梗塞が多いことは知っていましたが、まさかうちの父がそれで倒れるとは想像もしていませんでした」とMさんは当時を振り返ります。
最初に救急車で運びこまれるのは「急性期」を専門とする病院です。命を救うための治療をした上で発症から48時間以内にリハビリを開始。更に、発症後2週間から1カ月程経過し病状が安定したところで、リハビリを行うための「リハビリテーション病院」に転院します。在宅復帰を目指して、毎日専門的なリハビリを受けることになります。リハビリ病院に居られる期間は疾患によって日数が決められており、Mさんの父親の場合は150日だったそうです。
突然の大病で親が倒れ、長期入院することになると、家族はうろたえます。入院中の世話や手続きだけでなく、在宅復帰後に介護サービスを使えるように介護保険の申請も必要となります。
「何日か仕事を休ませてもらいましたが、職場の理解もあり退職は考えませんでした」とMさん。最初は分からないことばかりで混乱しますが、医療のことも介護のこともそれぞれの専門家に相談しながら1つずつ問題をクリアしていきたいものです。
(注) 内閣府 令和4年版高齢社会白書より
◆脳梗塞発症から自宅に戻るまでの一般的な経過◆
○発症<急性期>…発症時に入院した病院
○2週間後<回復期>…リハビリテーション専門の病院
○3~6カ月後<生活期(維持期)>…自宅
○発症<急性期>…発症時に入院した病院
○2週間後<回復期>…リハビリテーション専門の病院
○3~6カ月後<生活期(維持期)>…自宅
提供元:介護・暮らしジャーナリスト 太田差惠子